●サンフランシスコを含むベイエリア6郡において,5月末まで自宅待機命令が延長されます。
●ネバダ州についても,5月15日まで自宅待機命令が延長されます。
●保健局やCDCを名乗った詐欺行為やスピードの出し過ぎによる交通事故等に注意してください。
●日本における水際対策が強化され,検疫強化措置の対象国として新たに14か国を追加するとともに,米国からの渡航者に対して現在実施中の措置も5月末まで延長されました。
●領事出張サービスについては,当館管轄内すべての地域で当面,未定となっております。日程が決まり次第、当館ホームページ及び領事メールにてお知らせします。
1.ベイエリア6郡における自宅待機命令の延長
(1)アラメダ郡,コントラコスタ郡,マリン郡,サンフランシスコ郡,サンマテオ郡,サンタクララ郡及びバークレー市は4月29日,5月3日を期限としていた必要不可欠な場合を除き外出等を禁止する公衆衛生局長令について, 低リスクの活動に関する規制を緩和する一方, 5月末まで延長する改正令を発出しました。
(2)本改正令は、現局長令の効力が切れる5月3日23時59分から5月31日23時59分までの間有効となります。主な緩和措置は,安全策を講じている限りにおいて,全ての建設業の実施が許可されたほか,園芸やフリーマーケット等主として屋外で行われる特定の経済活動は再開することができるなどとされています(ご不明な点や詳細については各郡のHP及び以下改正令等をご参照ください)。
・アラメダ
http://www.acphd.org/media/572718/health-officer-order-20-10-shelter-in-place-20200429.pdf
・コントラコスタ
https://www.contracosta.ca.gov/DocumentCenter/View/66362/Full-Health-Order
・マリン
https://coronavirus.marinhhs.org/marin-public-health-order-april-29-2020
・サンフランシスコ
・サンマテオ
https://www.sccgov.org/sites/covid19/Documents/05-04-20-Health-Officer-Order.pdf
2.カリフォルニア州の状況
(1)4月30日最新の報道によると,州内の感染者数は50,005人,死者数が2,023人,ベイエリアでの感染者数は8,121人,死者数が293人となっています。
(2)州知事は4月14日,経済活動再開に向けた6つの指標を発表しました。
・感染者を追跡,モニター,隔離,できるような検査能力の確保
・感染リスクが高い人々のサポート
・病院等での感染者急増への対処能力
・治療方法の開発能力
・企業,学校,育児支援施設がフィジカルディスタンスを確保できる能力
・必要となった場合の自宅待機命令等の再発出能力
※詳細は以下リンク参照
(3)28日には,上記指標を基に4段階で経済活動再開を進める意向を表明しました。
フェーズ1は現在我々が置かれている状況。
フェーズ2はいくつかのエッセンシャルではない経済活動の再開。
フェーズ3はパーソナルケアのビジネス(ジム,スパ,ヘアーサロン等)。
フェーズ4は最もリスクの高い活動で,大人数が集まるコンベンションやコンサート等。
3.ネバダ州の状況
(1)4月30日最新の報道によると,感染者数は5,050人で,死者数が237人となっています。
(2)州知事は4月27日,カリフォルニア,オレゴン及びワシントン州が立ち上げた西部州協定ワーキンググループに合流すると発表しました。同日,コロラド州も合流する旨を発表し,今後5州が自宅待機命令の緩和や新型コロナウイルス対策等に向け協力し合うとされました。
(3)また,29日には,4月30日までを期限としていた自宅待機命令に関し,一部の規制を緩和した上で,5月15日まで延長する新たな非常事態宣言を発出しました。主な緩和策としては,必須ではない販売業におけるデリバリーや店先でのピックアップ方式(curbside commerce models),ドライブスルー礼拝,感染対策を施した上でのゴルフやテニス等屋外活動の制限緩和,運転免許証の期限延長等で,理髪店,バー及びカジノ等は閉鎖されたままになります(ご不明な点や詳しくは州HP及び以下リンク先等をご参照ください)。
4.事件・事故防止
(1)地元保健局(DPH)又は米国疾病予防管理センター(CDC)等を名乗り,電話やメール,直接訪問して中に入ろうとする詐欺等の行為が発生しているようです。基本的に上記職員等は,皆様の個人宅を訪問することはないとしていますので,十分注意してください。
(2)また,自宅待機命令により,道路が空いているためスピード違反が増加しているようです。カリフォルニアハイウェイパトロールによると,100マイル以上で走行するドライバーが87%増加し,これに伴う大事故も予想されるということであり,皆様におかれましてはスピードの出し過ぎに注意することはもちろん,無用な車線変更の抑制や十分な車間距離の確保等,防衛運転に心掛けてください。
5.日本における水際対策の強化(新たな措置)
(1)4月27日,日本において水際対策強化に係る新たな措置が決定され,入国拒否対象国・地域にアラブ首長国連邦,サウジアラビア,ロシア,ドミニカ共和国及びペルー等新たに14か国を追加するとともに,検疫強化措置の対象地域の追加・延長等を決めました(詳細は以下の外務省広域情報をご覧ください)。
(2)米国から日本への渡航者は既に本件措置の対象となっていますが,今回の決定により,当初4月末日までとなっていた検疫強化措置の実施期間が5月末日まで延長されましたのでご注意ください。
広域情報:日本における新型コロナウイルスに関する水際対策強化(新たな措置)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2020C048.html
6.領事出張サービス
2020年4月以降の領事出張サービスは,新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ,当面の間,当館管轄内のすべての地域で未定となっております。
例年,春にはラスベガスで領事出張サービスを行っておりますところ,実施できる環境が整わないため,ご理解・ご了承のほどよろしくお願いします。
日程が決まり次第,当館ホームページ及び領事メールにてお知らせします。
<問い合わせ先>
在サンフランシスコ日本国総領事館
Consulate-General of Japan at San Francisco
領事・警備班
TEL:415-780-6000
HP : https://www.sf.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
■ 本お知らせは,ご本人にとどまらず,家族内,組織内で共有いただくとともにお知り合いの方にもお伝えいただきますようご協力のほどよろしくお願いいたします。
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