在留邦人の皆様へ:新型コロナウイルス関連情報(4月14日)

 4月14日のカザフスタンにおける新型コロナウイルス関連情報は以下のとおりです。

●昨日お知らせした時点からのコロナウイルス新規陽性患者は200名です。

●上記を加算して,現時点における国内全体の感染者数は1,179名です。各州・都市ごとの内訳は以下のとおりです。括弧内は,昨日お知らせした時点からの増加数です。

(1)アルマティ市:346名(+174名)

(2)ヌルスルタン市:264名(+7名)

(3)クズルオルダ州:119名(+0名)

(4)カラガンダ州:78名(+2名)

(5)アクモラ州:73名(+2名)

(6)アティラウ州:63名(+4名)

(7)ジャムブル州:49名(+3名)

(8)トゥルケスタン州:47名(+4名)

(9)シムケント市:39名(+1名)

(10)北カザフスタン州:26名(+0名)

(11)アルマティ州:22名(+1名)

(12)アクトべ州:11名(+0名)

(13)西カザフスタン州:11名(+2名)

(14)マンギスタウ州:10名(+0名)

(15)パヴロダール州:10名(+0名)

(16)東カザフスタン州:8名(+0名)

(17)コスタナイ州:3名(+0名)

その他:死亡者14名(+2名),快復者150名(+40名)

(当館注)アルマティ市における感染者数の大幅増は,以下報道のとおり,医療関係者の感染が主原因と報じられています。

カザフスタン国内の新型コロナウイルスに関する主な報道は以下のとおりです。

(当館注)以下は,在留邦人のおられる都市の情報を中心に作成しています。

●感染者数について

◎アルマティ市での新規感染例について,アビルダエフ・アルマティ市公衆保健局長は,アルマティ市で新たに確認された感染例174件のうち,58名が濃厚接触者,116名が医療関係者であると発表しました。うち110名がアルマティ市立中央診療病院の医療関係者とのことです。

●病院・治療・防疫等対応について

◎14日付けカザフスタン大統領令第306号により,非常事態体制期限が5月1日07時00分までとなりました(当館注:当初,非常事態体制期限は4月30日までとされていたところ,本大統領令により,5月1日7時までとされました。)

◎ヌルスルタン市での検査実績について,キシコヴァ・ヌルスルタン市公衆保健局長は,同市において4月9日から13日の間にエクスプレス検査が4,766名に対して実施され,1.2%に当たる61名から陽性反応が出たと述べました。これらの方は主任医師令に基づき仮設病棟に収容され,さらにPCR検査を受けました。うち30名はすでに陰性結果で退院しています。

◎ヌルスルタン市では3回目の大規模な消毒作業が行われます。消毒作業は,集合住宅の内側区域でも実施される予定です。

◎モルダガシモヴァ・アルマティ市製品・サービス品質・安全管理局長は13日,同市において1日に1,064回のCOVID−19検査が実施されたと発表しました。

◎アルマティ市内の企業従業員の移動について,トゥヤクバエフ・アルマティ副市長は,同市が14日に新たなポータルサイト「infoalmaty.kz」を立ち上げ,市内の人及び自動車移動の許可申請を同ポータルから受け付ける旨を発表しました。

◎アルマティ州において4月15日から検疫体制が導入され,一部の例外を除き州内への/からの入出域が禁止されるなどの措置が執られます。

●生活について

◎ヌルスルタン市内公共交通機関について,ヌラリエフ「City Transportation

Systems」社専務取締役は,1か月定期券の有効期限を翌月まで延長する旨発表しました。

◎ヌルスルタン市内でタクシーを使って大型スーパーマーケットへ買い物に行くことに関し,サデノフ・ヌルスルタン市警察局長は,「正規のタクシーで22時までスーパーマーケットに行くことが可能である」としました。その上で,繰り返し,不要な外出を行わないよう呼びかけました。

◎ヌルスルタン市役所によると,4月6日から12日の間に,検疫規則違反で800名以上の市民が行政責任を問われ,うち32名が逮捕,538名が罰金,174名が警告となり,裁判所で60件が審理中です。また,理由なく市内を走行したとして370両以上の自動車が罰金向けの駐車場に留め置かれています。

◎アルマティ市警察局によると,3月28日から14日の間に,理由なく路上にいたとして604名が行政責任を問われ,うち166名が逮捕,361名が罰金,77名が警告となりました。

◎アバエフ情報・社会発展大臣は13日,ヌルスルタン市とアルマティ市における検疫体制の緩和に触れ,それぞれの市でのプロセスは異なるものになり得ることを述べました。同大臣は,4月20日にヌルスルタン市とアルマティ市で活動を再開する団体(企業)について,15日に最終的な団体(企業)のリストが承認されるとした上で,同リストへの掲載が想定されている部門として以下を挙げました。

(1)ヌルスルタン市

・製造業・工業企業

・建設業及び周辺部門

アスファルトコンクリート舗装活動

・商業銀行の41支店(年金及び手当の支給のため。16時までの短縮営業とする。)

・クリーニング店,タイヤ修理,特殊機械修理といった一部の補助サービス

・また,外食店からの配達を22時までとする。

(2)アルマティ市

・工業の全部門

・商業銀行の従業員の最大50%

・証券市場

・一部のサービス部門

・自動車修理,タイヤ修理,洗車場,機械修理

●その他

◎当地報道によれば、いくつかの航空会社は5月1日以降の国際線・国内線チケット販売を開始しています。例えばルフトハンザ航空はウェブサイトで5月1日のヌルスルタン発フランクフルト行きのチケットを販売していますが,ルフトハンザ航空は同便の運航を保証することはできないとしています。また,SCAT航空,エア・アスタナ,FlyArystan航空も,ウェブサイト上で5月1日からの航空券販売を開始していますが,SCAT航空の説明によれば,「非常事態体制が延長されれば,フライトもキャンセルされる」との由です。

●当館領事メールのバックナンバーは以下のページから参照できるようになっています。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0007

●当館フェイスブック https://www.facebook.com/embassy.jp.kz/ にもコロナウィルス関連情報を掲載しています。

(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)

○在カザフスタン共和国日本国大使館

住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district

"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

電話:+7 (7172) 977-843

FAX :+7 (7172) 977-842

○日本外務省領事サービスセンター

電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047