新型コロナウイルス感染拡大防止措置(よくある質問と答え)

ベルギーにお住まいの皆様,及びたびレジ登録者の皆様へ

1 17日に行われた国家安全保障会議の決定により発出された首相府声明に基づき,3月18日正午から4月5日まで実施されている,新型コロナウイルス感染拡大を防止するための各種措置(詳細は18日付当館発領事メール(https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consular_merumaga_200318b.html)をご参照ください)について,ベルギー公衆衛生省のホームページに「よくある質問と答え」が掲載されています。

(参考アドレス:ベルギー公衆衛生省ホームページ)

https://www.info-coronavirus.be/fr/faqs/

2 この仮訳文を作成しましたので,以下のとおりご案内いたします。皆様のご参考となれば幸いです。(同ページは比較的頻繁に更新されていますので,以下は3月20日現在のものである点,あらかじめご承知おきください。)

【一般的な措置】

●どのような時に自宅を出ることができますか?

自宅にいなければなりません。以下の必要な場合にのみ外出が許可されます。

○職場に行く

○仕事で移動する

○(営業が)認められた店舗に行く

○銀行(ATM)または郵便局に行く

○医者に行く

○脆弱な人に支援を提供しに行く

●何をすることができますか。

できる限り家にいてください。衛生措置を守って,他の人と最低1.5メートルの距離を空けてください。例えば,必要な会合の間,人と人との間に空間を作って下さい。様々な年齢の方が同席することは避けて下さい。

【店舗や企業に関する措置】

●どの店舗が営業していますか?

以下を除く店舗は閉鎖されます。

○夜間営業(夜10時まで)の店舗を含む食料品店

○ペットフード店

○薬局

○書店

○ガソリンスタンド及び燃料サプライヤー

○美容院(ただし,予約制で同時に受け入れられるのは顧客1名のみ)

●これらの店舗はどのような条件下で営業できますか?

遵守する必要がある注意事項は次のとおりです。

○お互いの距離が1.5メートルになるように,必要な措置を講じる必要があります。

○大規模店舗では,10平方メートルあたり顧客1名まで入場でき,顧客は最大30分間しか滞在できません。

○セールや割引の実施は禁止されています。

○食料品店は午前7時から午後10時までしか営業できません。

○夜間営業の店舗も午後10時に閉店する必要があります。

●まだ現金で支払うことができますか。

電子的な方法による支払いが奨励されています。現金は感染しないが,電子的な方法による支払いによって,社会的距離を保つことができます。

●食料品のみの販売ではない店舗はどうですか。

例えば,食料品を主たる販売目的としていない店舗は,閉店しなければなりません。(大使館注:例えば,コーヒーメーカー販売のため,コーヒーを提供している電化製品屋等)

●銀行や郵便局にはまだ行くことができますか。

はい。これらは例外として営業できるサービスです。しかしながら,社会的距離が守られるようにしなければなりません。

●カフェやレストランは営業できますか?

カフェ,遊興所,パーティーホールは閉鎖し,レストランはホールを閉鎖する必要があり,当該禁止は,これら施設のテラスや企業内の食堂にも適用されます。これら施設はテラス席などを撤去する必要があります。

●料理のテイクアウトや宅配サービスは許されますか?

宅配サービス,料理のテイクアウト,仕出しを行っているレストランは,調理場を開くことができます。テイクアウトの場合には,社会的距離が守られる必要があります。これらのサービスは,7時から夜10時までしか行えません。。

フリット屋,サンドイッチ屋は営業を続けますか?

サンドイッチ屋,フリット屋,スナックは営業を続けます。店主は,行列が作られないようにし,少なくとも屋外で作られるようにする必要があります。ただし,テラスを含む店舗施設での飲食は禁止されています。

●地元のマルシェは引き続き開かれますか?

地元のマルシェは禁止されていますが,例えば,スーパーマーケットがないなど,必要不可欠なエリアにおいては食料品露店の営業は認められます。このような場合,地元の当局により,社会的距離が守られるようにしなければなりません。それが不可能な場合には,マルシェを閉じなければなりません。

●フードトラックは許可されますか?

禁止されます。ただし,完全な料理のテイクアウトを提供する個人のフードトラックであれば,例外となります。したがって,アイスクリームやワッフルは禁止となります。

●美容院は営業を続けますか?

美容院は閉店しなければなりません。

○例外として,予約制を採用し,サロンに同時に1名の顧客のみを受け入れる美容院については,営業が認められます。

○咳または発熱の症状がある美容師及び顧客は,自宅にとどまらなければなりません。

○たとえ美容師及び顧客が健康であっても,衛生に関する措置を厳格に適用しなければなりません。

○美容師にとって,健康な顧客の髪を切ることにリスクはありません。症状の無い顧客については,感染のリスクがとても低いです。

エステサロンや日焼けサロンは開店できますか?

いいえ,エステサロンや日焼けサロンは閉店しなければなりません。エステティシャンは,自宅訪問によるサービスの提供もできません。

●ホテルは引き続き営業できますか?

ホテルは,バーやレストラン,共用ルーム,レクリエーショーンスペースを除いて,営業を続けます。会議室は閉鎖されます。

●他の形態の宿泊施設はどうですか?

貸別荘,キャンプ場,ハイキングコースの宿泊所,休暇センター,ゲストハウス,B&BAirBnBは,閉じなければなりません。

●飼い犬または飼い猫が病気になった場合,獣医のところに行くことはできますか?

はい,家族である動物の健康を無視することはありません。

●ホテルのレストランは開いたままでいいですか?

ホテルの調理場は営業することができますが,レストランは閉鎖する必要があります。したがって,ルームサービスでの提供となります。

●食料を買いだめすべきですか?

その必要はありません。食料品店は通常通りに供給され続け,店舗は通常通り営業します。

●民間警備会社に勤めています。出勤することはできますか?

民間警備会社,民間セクターにおける内部の警備サービス,公共交通関連企業の警備サービス(Securailなど)は,引き続き勤務が可能です。

防犯アラーム,防犯カメラの設置業者は,緊急の修理やメンテナンスのみ実施できます。新規設置などのその他の業務は禁止されます。

民間の警備研修機関は,デジタル方式でのみ活動を継続することができます。

セキュリティー関連のコンサルタントは,デジタル方式でのみ活動を継続することができます。

●セキュリティー,衛生,通信の分野における緊急の修理は行うことができますか?

すべての緊急の修理については,これを行うことができます。水道などの修理工,自動車修理工,通信業者は,修理を行うことができます。

●農家のために配送を行う店は営業を続けることができますか?

はい,農業セクターに供給を行うすべての企業は営業を続けることができますが,社会的距離を置く措置を遵守し,可能となればテレワークを適用しなければなりません。

●視覚訓練士(眼鏡店)や聴覚訓練士は営業を続けることができますか?

はい,必要不可欠なサービスに限り,営業を続けます。

●準医療機関(日用雑貨店など)は営業を続けることができますか?

いいえ,準医療機関は閉店しなければなりません。

●洗車業者の店は開いていますか?

いいえ,洗車業者の店は閉店しなければなりません。

●ワイン業者は営業を続けることができますか?

はい,ただし社会的距離を置く措置に従わなくてはなりません。

●整体士,整骨院,ポドロジスト(フットケア)などは営業を続けることができますか?

はい,医療従事者は活動を続けることができますが,緊急性のない治療については延期しなければなりません。

●外回りの営業は続けることができますか?

いいえ,外回りの営業は続けることができません。

●弁護士,公証人,執行官は,とりわけ公文書への署名のために,顧客を受け入れることができますか?

はい,それが必要であり,社会的距離を置く措置が遵守されれば可能です。最大限,テレワークを適用しなければなりません。

●とりわけ医療機関のベッドのシーツを扱う洗濯業者は営業を続けることができますか?

はい,彼らの活動は必要です。

●コインランドリーは営業を続けることができますか?

はい,ただし,平日のみ営業し,衛生の措置と社会的距離を置く措置を遵守しなければなりません。

●自動車修理店は営業を続けることができますか?

はい,緊急の修理を行う場合のみ営業が可能ですが,社会的距離を置かなければなりません。これは,タイヤ販売店,フロントガラス修理店にも同じく適用されます。

●建設資材の委託販売業者は,顧客に供給を続けることができますか?

はい,業務上の利用のために限り,10平方メートルあたり顧客1人の規則に従い,供給が可能です。

●外で働く人々(公共サービス,自然環境サービス)は自宅にとどまる必要がありますか?

社会的距離を置くことが守られるのであれば,仕事を続けることができます。

●必要不可欠ではないと見なされる分野におけるEコマースは続けることができますか?

はい,店舗や倉庫において社会的距離が保たれるのであれば,営業を続けることができます。

●まだインターネットで注文をすることができますか?

はい,インターネット販売は営業を続け,配送を続けることが可能です。荷物の取り扱いは接触を避けて行われます。

●家事補助者は引き続き顧客の家を訪問することができますか?

はい。

●業務用大型マーケットは引き続き開くことができますか?

はい,社会的距離が担保されれば,開くことができます。

●窓ガラス清掃業者は,個人,会社の別を問わず,顧客である企業の求めに応じて仕事を続けることができますか?

はい,社会的距離が保たれれば可能です。

●まだ引っ越しはできますか?

はい,急を要する引っ越しは可能です。しかし,引っ越し作業に参加する人数を制限し(可能であれば同居する人同士のみで行う),衛生に関する基本的措置や社会的距離を置く措置を遵守しなければなりません。

●配管の清掃業者はまだ働き続けることができますか?

はい,配管の清掃業者はまだ働くことができます。

【会社で働く】

●テレワークは義務ですか?

テレワークは,その規模の大小を問わず,全ての必須でないサービスにおいて,例外なく,それが可能な全ての従業員について,適用を義務づけられます。

●テレワークが不可能な従業員についてはどうですか?

テレワークが不可能な場合,企業は社会的距離規則の適用,特にお互いの距離を1,5メートルに維持することを確保するための対策を講じる必要があります。この規則は,雇用主が職員に提供する移動手段にも適用されます。この措置が遵守されない場合,企業は,最初の違反で罰金を命じられるおそれがあり,二度目の違反では営業を中止しなければなりません。

●全てのセクターやサービスはこれらの措置を遵守しなければなりませんか?

いいえ,これらの義務は,重要なセクターや不可欠なサービスを行う企業に対しては適用されません。しかしながら,これらの企業も,可能であればテレワークを推奨し,社会的距離を保たなければなりません。

重要なセクターや不可欠なサービスを行う企業についてのリストは,2020年3月18日付け省令の付属書(https://www.ejustice.just.fgov.be/eli/arrete/2020/03/18/2020030331/moniteur)を参照してください。

●企業は社会的距離を尊重しなければならず,これを履行しないものは営業を中止しなければなりません。これらの規則を守らなければ,罰金が課される可能性があります。しかし従業員には何ができますか?どこに不平を訴えればよいですか?

労働監督署(02/233.41.11)に訴えることができます。

●会社が閉鎖される場合,雇用主は従業員に対して休暇の取得を強いることができますか?

いいえ,雇用主はそれを強いることができません。

【学校に関する措置】

●学校は引き続き開校していますか?

開校していますが,授業と学校活動は中断されます。学校は,両親が医療部門または重要な公共サービスで働いている場合,または子どもを祖父母に預ける以外に解決策がない場合には,学校が子どもを受け入れます。当該学校職員のみが,その受け入れを担当することができます。

学校では衛生措置をさらに強化することが求められています(手を定期的に洗うこと,学校の備品等を清掃すること,定期的に換気をすること等)。学校の食堂は引き続き開放されます。

●企業は従業員の子どもの受入れを行うことができますか?

そのような受入れシステムがすでに存在している場合は,引き続き実施できます。

その一方で,お互いに面識のない子どもたちが触れ合うことを避けるため,新規の取組みを実施することはできません。

●仕事に行かなければならない場合,どのように子どもたちの受入れ体制を準備すればいいですか?

コロナウイルス感染に対し脆弱である高齢者に子どもを預けることは推奨されていません。

しかしながら,他の家族の者,近親者,子どもが通学する学校(受け入れを実施している場合),受け入れ可能な個人に預けることはできます。高齢者などの感染に脆弱な人々を関与させない方法であれば,すべて可能です。

●託児所は開いていますか?

はい,託児所は,引き続き通常どおり幼児を預かります。

●高等教育機関はどうですか?

大学及び高等教育機関は,可能な限り遠隔での教育を行うことが奨励されます。

●夜間授業や訓練施設は,活動を行いますか?

夜間授業や訓練施設は,同様に遠隔での教育体制を整える必要があります。

●特別支援学校や及び寄宿学校は開校していますか?

はい,引き続き開校していますが,授業は行いません。

●公安関係の教育施設は閉鎖されるのですか?

消防,警察,警備学校は引き続き基本的な訓練を実施しますが,授業は遠隔で実施することが奨励されます。遠隔での授業が不可能な場合は,衛生と社会的距離を保つ手段が尊重され,異なるクラスが混じらない場合,学校で授業を継続することができます。

既修者課程については,その実施機関の判断で授業が行われます。

【行政サービスに関する措置】

●市議会や州議会は,まだ開催できますか?

議事の延期が不可能な場合,あるいは遠隔での実施が不可能な場合は開催可能です。

●行政サービスは開いていますか?

行政サービス(結婚,公式の証明書の発給等)は引き続き行われますが,庁舎内で大規模な集会は行われません。

訪問看護士は勤務を継続できますか?

はい,勤務を継続できます。

●ゴミ焼却・リサイクル場は閉鎖されたままでしょうか?

現在は閉鎖されたままですが,地域政府は何らかの解決策を検討しており,近日中に公表予定です。

●性産業(売買春)及びそれらの人が集う界隈はどうなりますか?

閉鎖されます。

●州の土地(自然散策できる場所等)は閉鎖されなければならないのでしょうか?

はい,閉鎖されなければなりません。

●電話相談支援センター(自殺願望,家庭内暴力等)は開設されたままですか?

はい。

●郵便は今後も配達されますか?

はい,郵便局職員が郵便物の配達をこれまで通り行います。

●ゴミ収集は今後も行われますか?

はい,これまで通り(収集日に)ゴミを置いて構いません。

●障がいのある子どもをこれまで通り託児所に預けることができますか?

はい,託児所は開いています。

●個人の私邸や病院の屋根の上などに携帯電話電波用の外部アンテナがあります。オペレーターの維持管理担当者にアクセスを許可しなければならないのでしょうか?

はい,電子通信が維持されること,オペレーターが全ての必要な維持管理業務を実施できるようにすることは重要です。

【レクリエーションに関する措置】

●集会は許可されていますか?

集会及び文化的,社会的,祝祭的,民俗的な活動,スポーツ,またはレクリエーションの性質を有する活動は,公的であれ私的であれ,4月5日まで禁止されています。

●コンサートや祝祭は中止されますか。

屋内・屋外を問わず,また,観客の規模を問わず,4月5日まで全てのイベントは中止となります。

●劇場や映画館は開いていますか?

劇場,オペラ,映画館,文化センターは,4月5日まで閉鎖されます。

●図書館に行ってもいいですか?

図書館は平日は開館していますが,週末は閉鎖されます。図書館は,本を借りるためだけに平日開館しており,閲覧室や情報処理室は閉鎖されます。

●宗教行事,カーニバル,学生同士のパーティーは開催可能ですか?

これらのイベントは4月5日まで禁止されます。

●美術館や展覧会は開いていますか?

美術館や展覧会は,4月5日まで閉鎖されます。

●絵画・音楽アカデミーは授業を行いますか?

絵画・音楽アカデミーは,4月5日まで閉鎖されます。

●遊園地やレクリエーションセンターは閉鎖されますか?

遊園地,動物園,屋内・屋外遊技場,カジノ,賭博場,レクリエーションセンターは4月5日まで閉鎖されます。

●スポーツ活動は行われますか?

観客の有無を問わず,集団で行われるスポーツの試合,イベント,トレーニングは,4月5日まで中止されます。

●個人でスポーツ活動をしたり,散歩したりできますか?

はい,同じ屋根の下に住んでいるか家族と,又は常に同じ友人とのみ,1.5メートルの間隔を空けて,スポーツをすることができます。

●スポーツジム等は閉鎖されますか?

ジム(個人トレーニング含む),フィットネスクラブ,プールは,4月5日まで閉鎖されます。

●スカウト活動における競技やスポーツ活動はどうですか?

スカウト運動,スポーツ競技,スポーツ及びレクリエーションに関連するキャンプ,グループ活動(集団でのサイクリングやハイキングなど)の枠組み内での活動,ゴーカート(一人でも),乗馬の個人レッスン,サーフィンなどは4月5日まで中止されます。

【交通に関する措置】

●公共交通は運行していますか?

公共交通は動いていますが,乗客同士が1.5メートルの間隔を保つ形で運行される必要があります。運転手または車掌は,上記措置が保証されない場合,乗車を拒否することもあり得ます。

必要不可欠な移動のためにのみ公共交通を利用するようにしなければなりません。出勤や帰宅についても,ピーク時を避けるようにすることが望ましいです。券売機は引き続き利用可能です。

●タクシーは営業できますか?

タクシーや代行運行サービスは、引き続き営業できますが、一度につき1名の乗客のみ,あるいは同じ屋根に住んでいる家族のみ乗車可能です。

●私用車には何名まで乗車することができますか?

タクシー同様,最大2名まで乗車可能です。

【移動に関する措置】

●移動はできますか?

同居していない全ての他人との接触を避けるため,最大限自宅にとどまらなければなりません。

●この規則に例外はありますか?

必要不可欠で急を要する移動については認められます。例えば,

○仕事に行くための移動

○絶対的に必要な移動

○屋外における身体活動

●散歩やジョギングのために外出することはできますか?

はい,外の空気を吸うことは認められています。同居する家族または一人の友人とのみ,それを行うことができます。社会的距離は保たれなければなりません。

●息抜きでオートバイを運転することはできますか?

いいえ,移動は最小限に限られなければなりません。

●公園または木々の中で散歩するために,移動手段を用いてもよいですか?

移動は最上限に限られなければなりません。

●パートナーと同居していない場合はどうなりますか?

家族との接触は制限されなければならず,必要であれば一人に限ることです。したがって,パートナーを訪問することは可能です。あなたかパートナーが病気または何かしらの症状がある場合,それは避けなければなりません。

●まだ友人と集まることはできますか?

いいえ,2人より多い全ての集会は禁止されています。同居する家族は,一緒に外出することができます。

●同居していない家族を訪問することはできますか?

同居していない家族を訪問することは,体の弱い家族の介助等の場合を除き,推奨されません。

学生寮に住んでいます。実家に帰ることはできますか?

学生は,居住場所を一つに決めなくてはなりません。

●飼い主は,牧場や厩舎にいる動物を訪問することはできますか?

はい。

●両親が離婚している子どもは,それぞれの親に会い続けることができますか?

はい,しかし必要不可欠でない移動の制限に努める必要があります。

●例えばアルデンヌ地方にある別荘に行くことはできますか?

いいえ,それは認められていません。これは,異なる社会集団が交じること,及び,地方の医療機関の過度な負担を避けるためです。

●まだ海外に行くことができますか?

ベルギー外務省が渡航についてのアドバイスを担っています。ベルギー外務省は現在,全ての必要不可欠でない外国渡航を禁止しています。以下のウェブサイトを参照してください。

https://diplomatie.belgium.be/fr/Services/voyager_a_letranger/conseils_par_destination

https://economie.fgov.be/fr/themes/entreprises/le-coronavirus-et-ses

国外にいるベルギー人の援護に関しては,02/501.4000まで電話してください。

●観光客は,ベルギーでの観光を続けることができますか?

いいえ,全てのレクリエーション活動は禁止されています。

●近隣国へのフェリーについてはどうですか?

クルーズ船と異なり,フェリーによる移動はレクリエーション活動ではなく,移動手段と見なされます。したがって,フェリーによる移動は禁止されませんが,衛生に関する基本的措置及び社会的距離を置くことが引き続き適用されます。

●小型トラックに同僚と乗ることはできますか?

はい,社会的距離(1.5m)が保たれる場合にのみ同乗できます。

●障害者または体が不自由な人々にも移動に関する特別な措置は適用されますか?

最も大事なことは,異なる社会集団が交じり合うのを避けることです。移動は引き続きできますが,できる限り,体が不自由な人とその介助者の組み合わせが常に同一となるよう,注意しなければなりません。もちろん,衛生に関する措置と社会的距離は遵守されなければなりません。

【空港に関する措置】

●空港について何か特別な措置は取られますか?

空港へのアクセスについては現時点で特段の制限措置はありません。乗客は社会的距離を置く措置を遵守するよう努めなければなりません。

●越境労働者については,許可されますか。(例えば,ベルギーに於けるフランス人労働者など)

はい。越境労働者については,課された措置の制限内で,活動を続けることができます。

●国境をまたいで,一方の親がもう一方の親と別々に住んでいる場合の子供の保護についてはどうですか。

 国境地域に住んでいる(一方がベルギー,もう一方がオランダに住んでいる)両親による子供の保護については,通常通り行うことができます。

【冠婚葬祭に関する措置】

●結婚は延期しなくてはなりませんか?

市役所における結婚式は実施可能ですが,宗教儀式は行われません。結婚パーティーは延期しなければなりません。

●埋葬には新しい措置がどのように適用されますか?

近親者だけで執り行うことができます。

●宗教に関する場所(教会等)にもこれらの措置の影響がありますか。

はい,ウイルス拡大を抑止するため,宗教儀式は行われませんが,各施設は個別の訪問客のために引き続き開放されます。

コロナウイルスによって死亡した患者の遺体の扱いについて,取るべき手続は何ですか?

保健省が必要な手続を定めています。遺族の希望を尊重し,遺体に触れることは可能です。しかしながら,衛生に関する措置を遵守することが極めて重要です。

【病院に関する措置】

●病院において特別な措置は取られますか?

予定されていた不要不急のすべての診察,検査,手術は中止しなければなりません。

既存の必要な治療(化学療法,透析)については,引き続き行われます。患者の来院にあたっての同行者は,一人のみ認められます。

●病院への来訪は許されますか?

インターン,入院している子供の両親,危篤状態の患者の近親者のみ,来訪が許されます。

【医療措置】

●検診の対象となるのはどのような人ですか?

ウイルス検査は以下の2つのカテゴリーに該当する患者に対して行われます;

○入院が必要な容体であり,コロナウイルス感染の疑いがある全ての患者

コロナウイルス感染の疑いの定義を満たし,現に熱がある医療従事者

詳細な説明はSciensanoのサイト(https://epidemio.wiv-isp.be/ID/Pages/2019-nCoV_procedures.aspx)の「La procedure medecins generalistes」のページを参照してください。

●医療従事者は,症状が現れても仕事を続けることができますか?

医療従事者は,軽症であれば防護マスクを装着することで勤務が可能です。37.5度以上の発熱が見られる場合は働くことができず,自宅に待機する必要があります。

●救急隊員は,症状が現れても仕事を続けることができますか?

救急隊員は,軽症であれば防護マスクを装着することで勤務が可能です。37.5度以上の発熱が見られる場合は働くことができず,自宅に待機する必要があります。

コロナウイルスに感染した患者は,抗炎症薬を服用することで対処できますか?

現在研究が行われています。パラセタモールは,発熱や身体の痛みに対する最初の選択肢となります。

献血センターは採血を続けることができますか?

はい,献血は,社会的距離を置く措置を遵守しつつ,続けられるべきものです。従来どおり,病気の人は採血の対象から除外されなければなりません。

●保健所や,例えば併存疾患を持つ障害者の治療を行う機関への訪問は認められますか?

患者を社会的に孤立させないため,必要不可欠な訪問(介助者や近親者)は認められます。

●十分な量の薬を買うことができますか。

はい。薬品販売について問題はありません。過剰な購入を避けるため,医師が別の診断をしない限り,パラセタモールは一度に一瓶のみの購入とします。

【刑務所】

●刑務所への訪問は認められますか?

3月14日から4月5日までの間について,面会室における面会,子どもの訪問,監視の無い面会(家族による面会),ガラスを隔てての面会など,いかなる形の訪問も中止されます。警察や諜報機関関係者,司法当局,弁護士,司法官,医療・看護助手といった,職務のために刑務所に入る必要のある者については,アクセスが許可されます。