新型コロナウィルスへのルーマニアによる対応等について(その15)

●3月17日付けで、ルーマニアを含む欧州各国についての我が国の感染症危険情報が更新され,ルーマニアについてはレベル2「不要不急の渡航は止めてください。」が発出されました。

●また、やはり最新の動向として、欧州委員会が,EU加盟国(ルーマニアを含みます。)及びシェンゲン協定加盟国等への第三国からの不可欠でない入域を30日間禁止する旨の措置を提案しました。現在EU首脳会議で協議をしている由です。結果の判明次第お知らせします。

●既に3月15日21時以降,日本からの入国者は、自主(自宅又はホテル)隔離の対象者となっています。また、近隣国も含めて、出入国により大きな制限を課している国が多く見られるようになっています。ルーマニアとの出入国を検討される場合には、上記の点とも併せて、十分慎重に検討されることをお勧めします(上記の我が国の感染症危険情報による不要不急の渡航のとりやめに加えて、上記の欧州委員会の提案に基づく措置が何らかの決定に至る場合には、その内容も考慮の対象とされることが必要となり得ます。)。

●日本以外の国からのルーマニア入国である場合も含めて、万一皆様や関係者が自主隔離等の措置に置かれた場合には、当大使館に御連絡願います。

 なお、これ以外にも、ルーマニア出入国について問題や御不明の点がおありの方は、御必要に応じ、大使館に御連絡下さい。

ルーマニアでは,3月17日午前までに、合計184名の新型コロナウィルス感染者が確認されています。

また,3,282名が施設隔離,16,610名が自主隔離(自宅又はホテル等)に、置かれています。

●上記の点他、大使館からお知らせする内容を含めて、関係の情報が頻繁に更新されています。皆様には,以下にお知らせのリンク先にアクセスする等,最新状況の把握に引き続きお努めいただけますように,お願いします。

1.3月17日にルーマニアを含む欧州各国の感染症危険情報が更新され,ルーマニアにはレベル2「不要不急の渡航は止めてください。」が発出されました。これからルーマニアへの観光等の目的での渡航を予定している方には,おやめいただけるようにお願いします。また,既にルーマニアに滞在中の方は、目的が観光等の場合には、ルーマニアを出国されるよう、お願いします。

詳細は以下のリンク先でご確認願います。

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2020T064.html#ad-image-0

2.また、欧州委員会が,EU加盟国(ルーマニアを含みます。)及びシェンゲン協定加盟国等への第三国からの不可欠ではない入域を30日間禁止する旨の措置を提案しました。

現在EU首脳会議で協議をしている由であり、結果の判明次第お知らせします。

(以下、上記の1及び2に関連する、本邦からの連絡に基づく多少の詳細です。)

17日,日本政府は,様々な状況を総合的に勘案し,前日(16日)アイスランドを除くシェンゲン協定全加盟国に感染症危険情報レベル2(不要不急の渡航は止めてください。)を発出したのに続き,シェンゲン協定非加盟国のEU加盟国(ルーマニア以外には、アイルランドキプロスクロアチアブルガリアの計五か国)及び英国に対して,感染症危険情報レベル2を発出しました。

在留邦人及び渡航者の皆様におかれては,感染症の更なる拡大の可能性も念頭に,感染予防と現地の最新情報の収集とに万全を期していただくようお願いします。

当大使館では,引き続き,ルーマニア政府や関係機関等からの情報収集を行い,在留邦人の皆様及びルーマニア渡航されている方の安全を確保するため,適時適切な注意喚起を含めた情報をお伝えします。

欧州各国では, 新型コロナウィルスの感染が拡大しており,例えば1万人当たりの感染者数の増加率も多くの国及び地域で高まっています。この中で、欧州委員会は,3月16日,EU加盟国及びシェンゲン協定加盟国等への第三国からの不可欠でない入域を30日間禁止する旨の措置案を発表しました。現在EUの首脳間で協議が行われている模様であり、結果の判明次第、またお伝えします。 

このような状況も含め,様々な状況を総合的に勘案し,既に感染症危険情報レベル2を発出しているシェンゲン協定の加盟国ではないEU加盟5か国(アイルランドキプロスクロアチアブルガリアルーマニア)及び英国全土に感染症危険情報をレベル2(不要不急の渡航は止めてください。)を発出しました。

 ルーマニアへの渡航を予定されている方で、目的が不要不急のものである場合には、取りやめられるようにお願いします。

3.17日現在,ルーマニアが他国からの入国者に対してとっている入国関係の規制等の措置の内容は、以下の通りです。(当大使館からの前回のお知らせから、(2)にマレーシアが追加されました。)。

(1)又は(2)の国・地域(日本を含む)に滞在、渡航した場合には,ルーマニアへの入国に際して、14日間のそれぞれ検査隔離又は自主隔離(自宅又はホテル)の対象となりますので,ご注意ください(加えて、上記1のルーマニアについて感染症危険情報レベル2「不要不急の渡航は止めてください。」の発出及び上記2のEUによる入域規制の検討にも、御留意下さい。)。

また、理由の如何を問わず、万一皆様が隔離の対象となる場合には、当大使館に御一報をお願いします。それ以外にも、ルーマニアとの出入国の関係で問題や不明な点のおありの場合には、御必要に応じ、当大使館に御連絡下さい。。

(1)ルーマニアへの入国後14日間の検査隔離

中国:Wuhan(武漢)を含む Hubei(湖北)省

イタリア:全地域

韓国:Daegu(大邱市), Cheongdo(清道郡)

イラン:全地域

(2)入国後14日間の自主隔離(自宅又はホテルでの隔離)

オーストリア,ベルギー,韓国の上記(1)以外の地域,デンマーク,スイス

フランス,ドイツ,日本,イギリス,ノルウェー,オランダ,中国の上記(1)以外の地域,スペイン,アメリカ,スウェーデン,マレーシア(新規追加)

以上の情報は,ルーマニア保健省国立公衆衛生研究所の以下のウェブサイトから最新情報が確認できます。

http://www.cnscbt.ro/index.php/1440-lista-zonelor-cu-transmitere-comunitara-extinsa-si-a-altor-zone-afectate-de-covid/file

4.なお、自主隔離措置に置かれる場合について、その具体的な実施のしかたについて、当大使館で調査して把握できた点を御参考にお伝えします。断片的なものにとどまると推察されることに御留意下さい。また、皆様方で何か承知されることがおありの場合には、当大使館まで御教示いただけますと、たいへん助かります。

(1)空港到着時に問診票を渡され,ここに滞在先情報を記入する。

日本から入国の場合は,記入した滞在場所で14日間自主隔離することになります。

(2)空港から自主隔離する場所(上記(1)で記入の滞在地)までの移動は、自ら手配することになります。感染の恐れの予防や制度との関係でも滞在地への直行が想定されていると考えられる観点からは,バス等ではなく、タクシーなどのご利用がより安全、安心かと推測されます。

(3)滞在地から許可なく移動した場合には、罰金が科されます。

(4)滞在地等で、新型コロナウィルスの症状が出た場合は,電話番号112番の緊急電話サービスに御連絡ください(英語も可)。

(5)この御連絡に対し、検査チームが滞在先を訪問して検査が行われます。陽性となった場合には,特定施設(病院)への隔離又は継続して自主隔離のいずれかが指示されます。

(6)上記以外につきましては、判明次第お知らせします。皆様からの御指導もお待ちします。

5.ルーマニア国境警察HP(下記にリンク先があります。)によれば,ルーマニアと隣接するウクライナハンガリーブルガリアセルビアモルドバの各国との間での国境事務所の一部が、一時的に閉鎖されています。

詳細については,以下のルーマニア国境警察HPで確認できます。

https://www.politiadefrontiera.ro/ro/traficonline/

6.(1)ルーマニア・イタリア間の航空輸送は、現在全便が停止しています(イタリアとの間では,鉄道,バスも,運行停止となっています。)。

(2)ブルーエアーが、3月21日以降の全ての定期便の停止を発表しています。

その他の航空会社も停止又は大幅に減便していますので,航空機の最新の運行状況(フライト・キャンセルを含む)については,各航空会社に御照会下さい。

 

参考:ブカレスト・オトペニ空港のフライト状況HP

https://www.flightradar24.com/data/airports/otp/arrivals

(2)鉄道の国際便は,イタリアとの間だけでなく、ほぼ全ての便について、3月17日以降,運行を停止しています。

7.ルーマニア保健省によれば,17日午前現在のルーマニアにおける新型コロナウィルス感染者は,合計184名となっています。

この統計は,ルーマニア保健省国立公衆衛生研究所の以下のウェブサイトから最新情報が確認できます。

https://instnsp.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/5eced796595b4ee585bcdba03e30c127

8.ルーマニア保健省は,新型コロナウィルス相談専用無料電話回線(Telverde Line。番号0800800358)を設置しています。休日を含み24時間受け付けています。

従来から運用している112番緊急電話サービスについては,感染の疑いがある場合や緊急事態電話への対応としている由です。

9.保健省を始めとするルーマニア政府当局は,当国における感染拡大防止の各種対策を上記以外にも実施しています。

各種の具体的な詳細については,以下のルーマニア内務省,外務省及び保健省の各ウェブサイトを御参照下さい。

ルーマニア政府プレスリリースHP(新型コロナウィルス関係の各省庁のプレスリリースをとりまとめて広報するウェブサイトです。)

https://stirioficiale.ro/informatii

ルーマニア内務省HP

https://www.mai.gov.ro/

ルーマニア外務省渡航情報

https://www.mae.ro/travel-alerts/

ルーマニア保健省HP

http://www.ms.ro/

10.新型コロナウィルスの予防については,日本の厚生労働省は,以下の三点を奨励しています。

(1)人混みを避ける(飛沫感染の防止)

(2)こまめに手洗いをする(石けんを使って20秒以上洗う)

(3)咳エチケット(マスク、ティッシュ、袖の内側を使う。手を使った場合には、すぐに手を洗う。)

  また,換気を行うことも良いとされています。

11.本件に関して,上記以外に御不明点がある場合も含めまして,御照会は、当大使館領事部宛てにお寄せ下さい。

また、その他参考となるリンク先は以下のとおりです。

外務省の海外安全情報(世界各国への渡航に関する参考情報)

https://www.anzen.mofa.go.jp/

厚生労働省の関連ウェブサイト

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

厚生労働省の新型コロナウィルスに関するQ&A

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html#Q1

厚生労働省検疫所ウェブサイト

https://www.forth.go.jp/index.html

国立感染症研究所 ヒトに感染するコロナウイルスhttps://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/2482-2020-01-10-06-50-40/9303-coronavirus.html

WHOの関連ウェブサイト

https://www.who.int/china

【問い合わせ先】

ルーマニア日本国大使館領事部

電話:+40-21-319-1890(大使館が閉館している時間は,業務委託先へ転送されます)

メール:consular@bu.mofa.go.jp

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