【総領事館の受付時間の変更】
在ニューヨーク日本国総領事館では,3月16日(月)より当面の間,領事窓口の受付時間を短縮するとともに,一部領事サービスの処理期間を延長する措置を開始しています。領事窓口の受付時間は、10:30−15:00となっておりますので、ご留意ください。
また,感染予防の観点より通常より職員の人数を減らして対応しているため,窓口,電話,メールなどの対応に時間がかかる場合もありますので予めご了承ください。
詳細はこちらよりご確認ください。https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/oshirase/2020-03-13.html
あわせて、当館ホームページ上に新型コロナウイルス関連情報のページを作成しております。
https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/oshirase/2020-refs.html
御不明な点がありましたら当館まで御連絡をいただけますようお願いします。(電話:212-371-8222)
【連邦政府及び州政府による措置のポイント】
3月16日午後,トランプ大統領は会見において,感染の拡大を阻止するための今後15日間を目途とするガイドラインとして、感染が拡がっている州においてはレストランやバーは閉鎖し、学校を閉鎖するように州知事に呼びかけるとともに、また、10人以上の集まりは避けるように,高齢者はできるだけ自宅待機し,他の人との接触を避けるよう求めました。
◎(州政府)ニューヨーク州(ニューヨーク市)、ニュージャージー州、コネチカット州の措置
本16日午前,NY州知事は,NJ州知事及びCT州知事との共同声明において,同日(16日)午後8時より,3州のレストラン及びバーは,テイクアウト(持ち帰り)及びデリバリーに限り営業を認める,映画館,ジム、カジノは完全に閉鎖する,50名以上の集会を禁止する旨を発表しました。(なお,大型施設であるブロードウェイの全てのミュージカル劇場,カーネギーホール,リンカーンセンター(含むメット・オペラ),メトロポリタン美術館(The Met),近代美術館(MoMA)等は既に閉鎖されています。)
また、NJ州では午後8時から午前5時まで不要不急の外出禁止令が発出されています。
◎(州政府)ペンシルベニア州の措置
(1)3月16日、ウォルフPA州知事は新型コロナウイルスの拡散を防ぐための措置として、州全域のレストラン、バーに対し、3月17日午前12:01以降14日間にわたって閉鎖することを命令しました。持ち帰り(carry-out)、配達及びドライブスルーでの飲食物の提供は可能とされていますが、レストラン、バーの店内での飲食は一時的に禁止されている状況です。また、その他の必須でない業種(non-essential businesses)に関しても、同州または郡から店を閉鎖することが求められています。
(2)上に先立ち、3月14日、ウォルフ知事は州全体を対象として以下に代表されるような措置を発表していました。
○250人以上の大規模な集会、イベント、会合の中止を強く勧める。
○ジム、映画館、ショッピングモール等のレクリエーション活動を控えるように勧める。
○宗教団体のリーダーに対し、感染拡大を軽減させるために慎重な姿勢を取ることを勧める。
○州の矯正施設や介護施設等における訪問者の受け入れを中止する。
また、3月13日には、ウォルフ知事は州内のK-12の全ての公立学校を3月16日から10営業日の間にわたって閉鎖することを発表しており、閉鎖期間の終了時には状況を見つつその期間を再検討することも発表していました。閉鎖期間中も低所得家庭の生徒への持ち帰り(grab & go)やドライブスルーといった人の密集しない環境での昼食を提供するとしています。なお、私立学校や高等教育機関に関する情報は、それらの学校・機関に直接問い合わせることが求められています。
【感染、予防等に関する情報】
1 3月16日現在,当館管轄内における新型コロナウイルスの感染者数及び死者数は以下のとおりです。(( )内は前日の数)
○ニューヨーク州:感染者数950名(729名),死者数7名(6名)
・感染者数内訳(主なエリア)
ニューヨーク市:463名(329名)
ウエストチェスター郡:220名(196名)(ニューロシェル「封じ込めエリア:3/15ー25」は現在も有効)
・死者数内訳
ニューヨーク市:6名(5名)、その他:1名(1名)
○ニュージャージー州:感染者数178名(98名),死者数2名(2名)
○ペンシルベニア州:76名(63名)
○デラウェア州:8名(7名)
○コネチカット州フェアフィールド郡:29名(16名)
○プエルトリコ:5名(3名)
2 CDCはホームページ上で新型コロナウイルスの典型的症状として「熱,咳,息切れ」を挙げています。NY市以外にお住まいの方も含め,これらの症状があり,感染が疑われる場合は医療機関に電話で相談をした上で,医療機関の指示に従って受診してください(特定の医療機関がない場合には地元保健当局等(NY市の場合は311)に電話してください)。
CDCホームページ:https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-nCoV/index.html
また,CDCは予防措置として以下を挙げています。
○石けんを使用した20秒以上の手洗い(水が利用できない場合はアルコール除菌液でも可)
○洗っていない手で目,鼻,口を触らない
○症状のある人との至近距離での接触を避ける
○症状があるときは外出しない
○咳やくしゃみをする際はティッシュで口鼻を覆い,ティッシュはゴミ箱に捨てる
○多くの人が触った物をこまめに拭く,又は消毒する
(2)CDCの予防措置に加えて,ニューヨーク市では更なる感染を防止するため以下のような予防措置等を呼びかけています。
○握手をしない
○風邪やインフルエンザの症状について注意深く観察する
○熱,咳,息切れ,喉の痛みのような症状がある場合,自宅で療養し医師に電話で相談する
○ニューヨーク市は移民の地位や支払い能力如何にかかわらず,適切なケアを提供する
○高齢者,又は,呼吸器疾患,心臓疾患,糖尿病,癌等の疾患を有する人は集会や行事に参加することをできるだけ控える
3 在留邦人の皆様におかれては引き続き関連情報に注意して予防に努めてください。
当館ホームページ上に新型コロナウイルス関連情報のページを作成しました。予防措置,各州等HP(ホットライン)及び日本の関連情報等を掲載しているのでご参照ください。
新型コロナウイルス関連情報:https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/oshirase/2020-refs.html
4 当館領事窓口のご利用にあたっては,感染リスクを少しでも軽減するため,体調がすぐれない方におかれましては,体調が回復されてから来館いただきますようお願いいたします。皆様のご理解とご協力につきまして,よろしくお願いします。