3月10日(火),国家非常事態特別委員会は緊急会議を開催し,モンゴル国内で新型コロナウイルスの感染者が初めて確認されたと発表しました。国内での確定症例の発生に伴い,モンゴル政府の感染症対策が変更・強化される可能性がありますので,在留邦人及び邦人短期渡航者の皆様におかれましては,報道,大使館HP及び領事メール等により関連情報の収集に心がけていただきますよう,よろしくお願いいたします。
【報道内容】
●3月2日(月)にモスクワから定期便でモンゴルに到着したフランス人は,7日(土)に発熱したため,ドルノゴビ県の医療施設に隔離され,PCR検査を受けたところ,9日深夜,新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
●感染者はドルノゴビ県(ウランバドラフ郡)にある鉱山会社に勤務している者で,モンゴルに到着後,14日間の自宅待機を要請されていたにも関わらず,指示に従わず行動していたため,120人以上と接触していたことが確認されています。
●感染者はドルノゴビ県で治療を受けており,容態は落ち着いています。
【モンゴル政府の措置】
●国家非常事態特別委員会は,3月10日午前7時から17日午前7時までの間,ウランバートル市から地方への出入りを制限すると発表しました。
●関係当局に確認した結果,先のモンゴル旧正月期間中に行われた「都市間交通の一時遮断」と同様の規制が行われていることが判明しました。
●モンゴル各県を結ぶ幹線道路が遮断及び公共交通機関の運航(車,鉄道,航空機国内線)が停止され,都市間の移動ができなくなっています。
【37.5℃以上の発熱が3日間以上続く場合の対応】
以下はモンゴル政府からの要請ですので,ご協力いただきますよう,よろしくお願いします。
●医療機関を受診する前に,まずは以下の当館医療相談窓口までご連絡ください。医務官等が皆様の症状を確認させていただきます。
●新型コロナウイルス感染の疑いが認められる場合には,モンゴル外務省を経由して,当地医療機関での検査・隔離措置が講じられることとなります。
【当館医療相談窓口】
(+976)9911−2759
【問い合わせ窓口】
在モンゴル日本国大使館 領事・警備班
EMBASSY OF JAPAN IN MONGOLIA
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Elchingiin gudamj 10,Ulaanbaatar 14210,Mongolia
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