ラマダン期間中の注意喚起

ラマダン中は,当国官公庁の執務時間に合わせて,日本大使館の窓口時間も変更します。

●近年,ラマダン月前後には世界中で多くのテロ事件が発生しているので,注意してください。

当国では,5月6日から6月4日までの間,イスラム教のラマダン(断食月)に入る予定です。ラマダン期間中は,イスラム教徒は日の出から日没まで断食(喫煙を含め飲食を絶つこと)を行います。

 ラマダンは一年の内で最も「神聖な月」とされており,開始日から断食月明け大祭までの間,官公庁の執務時間が短縮され,大半の飲食店は閉店又は日没後に開店する等,普段にも増して公共の場及び共同作業等の場におけるイスラム教徒への配慮が望まれる期間となります。

ラマダン期間中にご注意いただきたいこと】

(1)イスラム教徒以外の外国人であっても,断食が行われている日中において,公然と飲食(喫煙を含む)を行った場合には,イスラム教を軽視する行為と受け止められ,周囲のイスラム教徒とトラブルが生じたり,臨場した警察官に事情聴取を受けたり,警察署等まで任意同行を求められたりする可能性があります。また,飲食等以外にも,外出時は肌の露出の多い服装は避ける等,平素以上にイスラムの慣習等を意識し注意する必要があります。

(2)断食中のドライバーは,運転が普段よりも荒くなったり,注意力が散漫になる傾向が見受けられます。特に,ラッシュアワーとなる午後2時〜午後4時の間や,日没前の夕暮時(午後7時〜午後8時頃)は,空腹のためイライラが募り,交通事故を誘発しやすい状況になりますので注意が必要です。同期間中は,運転時のみならず歩行時においても,これらを念頭において,安全には十分ご注意をお願いいたします。

(3)イスラム教徒の集団礼拝日である金曜日は,モスク等宗教施設や群衆を狙ったテロや襲撃が行われることがあります。

(4)観光施設,観光地周辺の道路,記念日・祝祭日等のイベント会場,レストラン,ホテル,ショッピンググモール,スーパーマーケット,ナイトクラブ,映画館等人が多く集まる施設,教会・モスク等宗教関係施設,公共交通機関,政府関連施設(特に,軍,警察,治安関係施設)等がテロの標的になりやすいことがあります。

(5)上記の場所を訪れる際には,あらかじめ非常口などの避難経路を確認しておき,周囲の状況に注意を払い,不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れるようにしてください。できるだけ滞在期間を短くする等の注意に加え,その場の状況に応じた安全確保に十分注意を払うようにしてください。

(6)現地当局の指示があればそれに従ってください。特にテロ等に遭遇してしまった場合には,警察官等の指示を良く聞き冷静に行動するように努めてください。

ラマダン期間中の当館の執務時間のご案内】

 ラマダン期間中の当国における官公庁執務時間は,通常の午前8時〜午後4時から,午前10時〜午後3時に短縮されます。

 そのため,日本大使館も官公庁の執務時間と当国の慣習等を考慮して,期間中の窓口業務時間を下記のとおりといたします。

《領事窓口受付時間》

  09:00〜13:00

  14:00〜14:30

《ビザ(査証)の申請》

  09:00〜11:00

《ビザ(査証)の受取り》

  12:30〜14:30

 同期間中はご不便をおかけいたしますが,ご理解とご協力をお願いいたします。

在ヨルダン日本国大使館

領事・警備班:担当 木下 または 田口

TEL:962−6−5932005

FAX:962−6−5931006

P.O.Box.2835 Amman 11181 Jordan

consular@am.mofa.go.jp