スイス統計局による犯罪統計の発表

●2018年の犯罪統計が公表され、総数は対前年比1%の減となりましたが、恐喝や詐欺が大幅に増加しています。

●人口比での州別発生率では、バーゼル・シュタット準州ジュネーブ州が突出して高くなっています。

●日本人の被害としては、置き引き、スリ、クレジットカード詐欺が多く報告されています。

2018年のスイス犯罪統計によれば、刑法犯認知件数は、432,754件で前年比1%減でした。

人口1,000人当たりの犯罪発生数は、スイス全体では51.0件、多い州からバーゼル・シュタット準州106.3件、ジュネーブ州100.3件、ヴォー州61.5件、チューリッヒ州60.3件、ヌーシャテル州57.7件、ソロトゥルン州52.0件となっています。これらの州はスイス全体よりも犯罪発生件数が多いため、特に安全に留意する必要がありますが、他の州についても安全確保には十分に留意してください。

手口としては、恐喝(対前年49%増)や詐欺(対前年23%増)が大幅に増加しています。

邦人旅行者及び在留邦人の方の被害としては、置き引き、スリの他、既に注意喚起している空港でのクレジットカード詐欺( https://www.ch.emb-japan.go.jp/documents/ryoji/jp/anzen_mailmagazin/20190117.pdf )が多く報告されています。これから夏にかけて観光シーズンに入り、犯罪件数の増加も予想されますので、引き続き注意してください。

【スイス統計局犯罪統計】

(独語)

https://www.bfs.admin.ch/bfs/de/home/aktuell/neue-veroeffentlichungen.assetdetail.7726191.html

(仏語)

https://www.bfs.admin.ch/bfs/fr/home/actualites/quoi-de-neuf.assetdetail.7726192.html

【問い合わせ先】

在スイス日本国大使館領事部

電話 :031 300 2222

Fax : 031 300 2256

メール:consularsection@br.mofa.go.jp

ジュネーブ領事事務所

電話:022 716 9900

Fax :022 716 9901

メール:consulate@br.mofa.go.jp

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