【注意喚起】年末年始に伴う犯罪増加

年末から年始にかけて,ナミビア全域,特に首都以外の地域で金品目的の犯罪が増加する傾向にあります。昨年のこの時期も,邦人旅行者が観光客で賑わう地域の銀行前駐車上で多額の現金及び旅券を奪われる事件が発生しております。在留邦人及び旅行者の皆様におかれましては,下記内容をご参考いただき,事件に巻き込まれないようご注意ください。

1 当地では観光客が路上で金品を強奪される事件が頻繁に発生しているため,用心を怠らず,徒歩での移動をなるべく控えることが肝要です。昨年,今年に発生している邦人旅行者に対する路上強盗事件はいずれも徒歩で数百メートルの距離を移動していた際に発生しています。特に夜間は,短い距離,数分でも,移動する際はホテルやロッジで呼んでもらうタクシー,または電話で呼ぶシステムのタクシー会社のご利用をお勧め致します。※犯行集団は宿泊先付近で待ち伏せしている可能性もあるため,タクシー利用時でも,宿泊先敷地内に入るまで注意してください。

下記の2社は比較的安全と言われています。

DIAL-A-CAB社 +264 61 223 531  Gunter社   +264 81 261 3907

2 警察によれば,観光客が増加する年末にかけ,車通りの少ない,観光地に向かう道路上での車上強盗が増加する傾向があります。予防策として,複数の車で行動する,並走する車にタイヤがパンクしている等声を掛けられても停車をしない,なるべく車通りの多い道路を利用する等,推奨します。また,万が一,生卵や石等の投擲をされても,停車・降車せず,そのまま車を走行させ安全な場所まで避難してください。

3 現金を引き出す際は路上のATMの利用を控え,銀行の支店内や大型ショッピングモール内のATMを利用することをお勧め致します。可能であれば,現金を引き出す際は複数名で行うことが望まれます。ATMを利用中,ATMの操作方法を教えると親切を装い近づいてくる人間は,カードや現金を狙っている可能性がありますので,注意が必要です。※警察の観光客専用窓口担当者からは,ガソリンスタンドに設置されているATMの使用をなるべく控えるよう推奨されています。いずれにせよ,多額の現金はなるべく持ち歩かず,ATMを利用する際は注意が必要です。

4 信号待ち等で停車している車に対する窃盗事件も例年この時期増加する傾向にあります。貴重品を見えるところに置かない,走行中はドアのロック,窓を閉めることを心掛けてください。

5 年末を控え,スリ被害が多発する傾向にあります。被害に巻き込まれないよう,人混みを避ける,貴重品を人目に晒さない,ポケットに物を沢山入れないことが肝要です。特にスリに狙われやすいのは高齢者の方や子供連れの方だといわれています。女性の場合,ハンドバッグに入っている財布は標的とされ易いので,ジッパーがついている物でバッグを斜め掛けにする等の対応をお勧め致します。男性の場合,ズボンの後ろのポケットが標的とされ易く,スマホや財布(特に長財布)等を後ろポケットに入れて行動することは控えてください。旅行者の皆様におかれましては,バックパックを前に抱える等対策が必要です。店内で買い物中,トローリーに入れてある荷物を持ち去られることもあります。所持品は常に身につけておく,また,知らない人に声を掛けられても所持品から目を離さないといった注意が必要です。

6 年末年始,当地を離れる在留邦人の皆様におかれましては,なるべく貴重品を留守宅に置かないことを推奨します。警察によれば,12月中旬から1月の中旬にかけて,留守宅を狙った空き巣が活発になるとのことです。

7 その他

(1)野生動物と衝突し横転,または,飲酒による無謀運転の事故に巻き込まれる等, 夜間の運転は危険が伴います。車で外出をされる方は,日の入り前に目的地に到着できるよう事前のプランニングが必要です。

(2)外国人旅行者が,警備員を装った者から支払う必要のない駐車料金をATMで支払うよう要求され,ATMカードを強奪される事件が発生しています。当地で駐車料金をATMで支払うというシステムは存在しませんのでご注意ください。

(3)今年2月,邦人旅行者がタクシー車中で強盗被害に遭い,顔を数発殴られ,現金やクレジットカードを強奪される事件が発生しています。流しのタクシーは,乗客と運転手が共謀している可能性がありますので,流しのタクシーのご利用は極力控えるようお願い致します。

(4)観光地や商業施設内で発生する置き引き被害も確認されています。バッグを足元に置いたりせず,貴重品は肌身離さず,目の届くところに置く等,用心してください。

万一,被害に遭われた場合には,最寄りの警察へ被害届を提出し「事故証明」(Certificate of theft)を発行して貰うことをお勧めします。旅券の再発行,渡航書発給,保険請求の際の必要提出書類となります。

なお,当地の警察には観光客専用窓口が存在しますので,被害に遭われた場合には,発生場所を問わず,同窓口宛てに架電いただく方が,よりスムーズな対応が期待できます。(連絡の際は,国籍,氏名,被害発生場所及び時間,被害内容を告げてください。)

1 ナミビア警察 観光客専用窓口

・担当者携帯1 +264 81 259 6425

・担当者携帯2 +264 81 615 4401

ウィントフック代表1 +264 61 209 4339

ウィントフック代表2 +264 61 209 4345

・スワコップムント代表 +264 64 415 004

2 ナミビア警察(通話料無料)

・代表 10111

3 市警察(ウィントフック市内専用・通話料無料)

・代表 +264 61 302 302

4 各州の警察署

(1)Khomas Regilon(コマス州)

・Klein Windhoek Police Station  +264 61 209 4501

(2)Erongo Region(エロンゴ州)

・Swakopmund Police Station +264 64 402 431

・Walvis Bay Police Station +264 64 219 000/219 048

(3)Hardap Region(ハーダップ州)

・Mariental Police Station  +264 63 345 5000

(4)Karas Region(カラス州)

・Luderitz Police Station +264 63 202 225

・Keetmanshoop Police Station +264 63 221 800

(5)Omaheke Region(オマヘケ州)

・Gobabis Police Station +264 62 566 100

(6)Kunene Region(クネネ州)

・Khorixas Police Station +264 67 331 003

・Outjo Police Station +264 67 313 005

(7)Omusati Region(オムサティ州)

・Outapi Police Station +264 65 251 850

(8)Otjozondjupa Region(オチョゾンジュパ州)

・Otjiwarongo Police Station +264 67 300 600

(9)Oshikoto Region(オシコト州)

・Tumeb Police Station +264 67 223 5017

(10)Kavango Region(カバンゴ州)

・Rundu Police Station +264 66 266 300

(11)Oshana Region(オシャナ州)

・Oshakati Police Station +264 65 223 6001

(12)Zambezi Region(ザンベジ州)

・Katima Mulilo Police Station +264 66 251201

なお,当館ホームページには,主にナミビアに滞在されている在留邦人向けに作成した「安全の手引き」をPDF形式で掲載しております。こちらも併せてご活用ください。

「安全の手引き」URL:

http://www.na.emb-japan.go.jp/files/000327417.pdf

(連絡先)

ナミビア日本国大使館 領事班

住所:78 Sam Nujoma Drive, Klein Windhoek, Windhoek, Republic of Namibia開館時間:8:30-12:45 13:45-17:00

電話:+264 61 426 700

FAX: +264 61 426 749

E-mail:consul@wh.mofa.go.jp

ホームページ: http://www.na.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

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