エジプト在留邦人・旅行者の皆様へ
平成29年4月13日
在エジプト日本国大使館領事部
日本外務省は,平成29年4月13日付けで海外安全情報(スポット情報)を以下の内容で発出していますので,お知らせいたします。
〜スポット情報〜
エジプト:コプト・キリスト教会における連続爆弾テロ事件の発生に伴う注意喚起
2017年04月13日
【ポイント】
●4月9日,タンタ及びアレキサンドリアのコプト・キリスト教会で爆弾テロが発生しました。イースター期間や4月末のローマ法王の訪問中も含め,今後も同様の事件が発生する可能性に留意する必要があります。
●事件を受けて,エジプト全土に非常事態宣言が発出されました。
●最新情報の入手に努め,テロの標的となりやすい場所を訪れる際には,安全確保に十分注意を払ってください。
☆詳細については,下記の内容をよくお読み下さい。
1 4月9日,首都カイロ北方のタンタ及びアレキサンドリアのコプト・キリスト教会で爆弾テロ事件が発生しました。これらの事件についてISILが犯行声明を発出しています。事件前の2月にISILはエジプトのキリスト教徒を標的とする旨の動画を公開していました。
●4月9日,タンタ市内(カイロ北方約100km)に位置するコプト・キリスト教会において爆発が発生。保健省発表によれば,少なくとも29名が死亡,71名が負傷。
●同4月9日,アレキサンドリアのラムル駅近くに位置するコプト教会において爆発が発生。保健省発表によれば,少なくとも17名が死亡,41名が負傷。
2 上記のテロ事件を受けて,エジプト政府は全土に非常事態宣言を発出しました。治安当局の捜査権限の拡大等の措置を取るとされています。
3 4月16日にはキリスト教の祭日であるイースター,また,4月28,29日にはローマ法王のエジプト訪問が予定されています。これを機に宗教対立を助長することを目的としたテロ事件が発生する可能性に留意する必要があります。
4 「ここは日本ではない」という意識を持ち,以下のテロ対策をお願いします。
1)最新の治安情報の入手に努める。
2)特にテロの標的になりやすい宗教関係施設や宗教関連行事会場,政府・軍・警察関係機関の施設や車両,デモ・集会等には近づかないようにする。
3)不特定多数が集まる場所を訪れる際には,周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知したら,速やかにその場を離れるなど安全確保に十分注意する。
参考:エジプト「海外安全情報」:
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_094.html
5 海外渡航前には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
3か月以上滞在する方は,緊急事態に備え必ず在留届を提出してください。
(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html )
また,3か月未満の旅行や出張などの際には,海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう,「たびレジ」に登録してください。
(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)
6 なお,テロ・誘拐対策に関しては,以下も併せて御参照ください。
(1)パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」
(2)パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」
(パンフレットは,http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.htmlに掲載。)
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902,2903
(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局邦人テロ対策室
電話:(代表)03-3580-3311(内線3047)
○外務省領事局海外邦人安全課
電話:(代表)03-3580-3311(内線2306)
○外務省海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/(PC版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html(スマートフォン版)
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp(モバイル版)
(現地公館連絡先)
○在エジプト日本国大使館
住所:81 Corniche El Nil Street, Maadi, Cairo, Arab Republic of Egypt
電話:(+20-2)-25285910
FAX:(+20-2)-25285905