大使館からのお知らせ(デング熱に対する注意喚起)

スリランカにおいては依然としてデング熱が流行していますので,十分注意してください。

スリランカにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ

2017年2月23日

スリランカ日本国大使館

1 スリランカ保健省の発表によれば,スリランカ全土における本年1月から現在までのデング熱罹患者数は15,180人に上っています(うち13名死亡。致死率は0.1%以下)。このうち約43%がコロンボを含む西部州で発生しています。

2 デング熱には予防接種も予防薬もなく,蚊に刺されないようにすることが最善の予防方法です。長袖シャツ・長ズボンなどを着用し肌の露出を少なくするとともに,昆虫忌避剤(虫除けスプレー等)を2〜3時間おきに塗布するなど予防措置に努めてください。

 また,蚊はわずかな水たまりでも繁殖することから,蚊の繁殖を防ぐために,タイヤ,バケツ,おもちゃ,ペットの餌皿等を屋外放置しない,植木の水受け等には砂を入れるなどの対策を取ってください。

3 発熱が続くなど感染が疑われる場合には,早期に医療機関を受診してください。その際,検査受付で依頼する項目は以下のとおりです。

(1)Dengue Virus NS1 Antigen

(2)Dengue Antibody Test

(3)C.B.C(Full Blood Count)

4 なお,デング熱の感染が疑われる場合,解熱剤としてアセトアミノフェン(Acetaminophen)を用いてください(商品名:パナドール,パラセタモール,タイレノール等)。

アセトアミノフェン以外は血小板機能を抑制するため使用してはいけません(使用してはいけない薬剤:アスピリン,イブ,バファリンロキソニン等)

5 以下リンクの外務省感染症広域情報も参考にしてください。

●外務省感染症広域情報:アジア・大洋州におけるデング熱の流行(感染が疑われる場合には,早期に医療機関を受診してください。)(その2)

http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2017C013.html

スリランカ日本国大使館

電話:(市外局番011)2693831

国外からは(国番号94)11−2693831

以上