抗議行動に伴う注意喚起

●11日(木),レバノンの現地通貨の更なる下落を受け,国内の各地で抗議行動が発生しました。一部の地域では金融機関の関連施設等が参加者による攻撃の対象となったほか,各地で道路封鎖が行われました。

●12日(金)に緊急の閣議が予定されておりますが,今後も抗議行動は継続し,抗議行動参加者と治安部隊との間等での小競り合いや道路封鎖が発生する可能性があります。

●抗議行動に遭遇した場合は決して近づかず,速やかにその場を離れるようにしてください。

 11日(木)夜,新型コロナウィルスの感染拡大防止を目的とした政府の総動員(General Mobilization)の発動に伴い夜間の外出等が制限される中,レバノンの現地通貨(レバノンポンド)の更なる下落を受け,国内の各地(ベイルートトリポリ,サイダ,ティール,ビブロス,シューフ,アレイ,バールベック等)で抗議行動が発生しました。

 ベイルートのハムラ地区の中央銀行付近では抗議行動参加者と治安部隊が対峙したほか,数十台以上とみられるスクーターの集団暴走が確認されました。また,ベイルート,サイダ及びトリポリ等では金融機関の関連施設や一部の商店等に対して火炎瓶の投擲及び投石等が行われました。トリポリでは治安部隊が催涙ガスを用いるなどして対応した模様です。このほかにも各地で道路封鎖が行われました。

 12日(金)に経済問題を協議する緊急の閣議が予定されておりますが,今後も抗議行動は継続し,抗議行動参加者と治安部隊との間等での小競り合いや道路封鎖が発生する可能性があります。

 抗議行動に遭遇した場合は決して近づかず,速やかにその場を離れるようにしてください。

 国内の銀行は,ATMでの引き出し限度額の引き下げや国外への送金制限等の処置を取っています。また,物流の停滞が深刻化した場合,食料品等の日用必需品やガソリン等の調達に支障が生じるおそれもあります。十分な金額の当座の現金のほか,医薬品及びガソリン等の日用必需品を確保するなどの予防策を取ることをご検討願います。

 在レバノン日本国大使館の来館者用駐車場が交通規制のため利用できなくなり,来館者の方に対して通常とは異なる経路でのお越しをお願いすることになる可能性があります。来館される方におかれては以下の来館案内をご確認願います。

(抗議行動に伴う道路封鎖時における在レバノン大使館への入館経路ついて)

https://www.lb.emb-japan.go.jp/files/000530279.pdf

 また,邦人が被害に遭ったとの情報に接した場合には,大使館にご一報ください。

 その他不明な点等がございましたら下記の連絡先までお問い合わせください。

【問い合わせ先】

レバノン日本国大使館

代表電話番号:+961-1-989751〜3

領事直通:+961-1-989856/01-989855

領事携帯:+961-3-366018/03-345977

領事緊急:+961-3-362540

FAX番号:+961-1-989754

このメールは,在留届にて届けられたメールアドレス及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信されております。

※「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は,以下のURLから停止手続きをお願いいたします。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete