オランダ国内におけるテロ脅威度情報及びクリスマス・年末年始期間における注意喚起

【ポイント】

●昨日、オランダ司法・安全省テロ対策調整官組織は昨年から引き続き、上から2番目のテロ脅威度である「substantial(相当)」を維持する旨発表しました。

●クリスマス及び年末年始期間、不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。

●当館は、12月25、26日及び28日から1月5日まで休館となります。

【本文】

 昨日12月17日、オランダ司法・安全省テロ対策調整官組織(NCTV)は、昨年から引き続き、現在の脅威レベル5段階中の上から2番目のテロ脅威度である「substantial(相当)(オランダにおけるテロ攻撃の現実的な可能性がある。現実に発生すると判断する相当程度の脅威がある。)」を維持する旨発表しました。

 NCTVは、ジハード主義による高い脅威が続いていることや、若者の間でのジハード主義者等によるオンラインでの活動の過激化の増大などにより、テロの脅威は依然として高いままであると評価しています。

 オランダにおいては、今年9月に発生したロッテルダム市内における2人が死傷した刺殺事件、今月発生したハーグ市内における6人が死亡した爆発事件を含め、爆発事案が1,000件以上発生しており、反イスラム教団体がコーランを毀損する等の事案も発生しています。

 また、クリスマスや年末年始といった祝祭日・イベントシーズンは、観光地等の人が多く集まる場所はテロの標的となる可能性が高まるほか、スリの被害などに遭う可能性も高まります。当地に渡航・滞在を予定されている方または滞在中の方は、被害に遭わないよう以下の対策をお願いします。

(1)報道等により最新の関連情報の入手に努める。

(2)人が多く集まる場所、宗教関連施設、政府関連施設(特に軍、警察、治安関連施設)等は、標的となりやすいことを十分認識する。

(3)上記(2)の場所を訪れる際には、周囲の状況に注意を払い、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる、できるだけ滞在時間を短くする等、その場の状況に応じた自らの安全の確保に努める。

(4)現地当局の指示があればそれに従う。特にテロに遭遇してしまった場合には、警察官等の指示をよく聞き冷静に行動するように努める。

(5)何らかの事案に巻き込まれた、或いは、そのような日本人を知っている場合、速やかに日本大使館に連絡する(電話:+31-(0)70-3469544、電子メール:consul@hg.mofa.go.jp)。 

 また、年末年始に自宅を留守にする場合、空き巣の被害に遭わないためにも戸締まりは確実に行う等防犯対策に努めてください。

 以下の外務省ホームページの「海外安全」にて、海外安全パンフレット・資料が確認できますので、ご参考としてください。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/pub/pamph/index.html

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