保健省の麻疹(はしか)の流行宣言・注意喚起

11月上旬にコンゴ民主共和国保健省が麻疹の流行を宣言しました。現時点において、国内全域で患者数が爆発的に増加はしておりませんが、流行地域が増加しており、注意を要します。麻疹についての注意点は以下のとおりです。

麻疹は麻疹ウイルスが原因であり、飛沫感染接触感染に加え空気(飛沫核)感染をする感染力の高い病気です。感染すると10-12日前後の潜伏期間を経て発熱などの風邪症状が出現します。一般的には、はじめの発熱の後、全身に麻疹特有の発疹が出現します。発熱が数日間持続した後、解熱、軽快します。乳幼児などは入院を要する場合があり、適切に管理されないと死に至る場合があります。特効薬はなく、通常、症状を和らげる治療が行われます。

発症1日前から解熱後3日を経過するまで他人に移す可能性があります。

麻疹患者あるいは麻疹を疑う症状がある人には近づかないようご留意ください。接触感染対策に手洗いやアルコール消毒、飛沫感染対策にサージカルマスクの着用は有効ですが、空気感染に対しては有効ではありません。

有効な予防法はワクチン接種で、2回の接種で十分な免疫が獲得できるとされてます。ワクチン接種歴の無い人、1回のみの接種歴の方は接種を推奨いたします。なお、一度麻疹に感染したことがある場合には接種は不要です。

(本件担当)

コンゴ民主共和国日本国大使館

医務担当 古谷(+243 81 880 5582)

    

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