イスラエル・パレスチナ武装勢力間の衝突に伴い、ウィーン市内で集会・デモが行われており、オーストリア政府は警戒態勢を強化しています。特に許可されたものでない集会・デモの場合、警察が解散を命じ、混乱が生じるおそれがありますので、デモや人だかりに遭遇した場合には安易に近づくことなく、身の回りの安全に十分注意してください。
● １１日夕、ウィーン市中心部１区バルハウスプラッツ（連邦首相府前）で「ハマスによるテロの犠牲者を追悼するための」セレモニーが行われました。同時刻、そこからわずかな距離にあるシュテファンスプラッツ（観光客が多数訪れる大聖堂前）にはパレスチナ国旗を掲げた数百名が集まりましたが、同集会は事前に禁止されていたことから参加者には解散が命じられました。警察の発表及び報道によれば、解散命令に従わなかった３００名以上が集会法等違反で摘発されました。同集会は、午後１０時過ぎには解散し、一方の集会が行われていたバルハウスプラッツ方面へ向かうことも阻止されました。
● １４日（土）１５時には、親パレスチナ組織が１０区コルンブスプラッツ（Columbusplatz）での集会を呼びかけています。同所はウィーン中央駅（Hauptbahnhof）に隣接していることから、同駅を利用する際には周辺の状況に注意を払う必要があります。また、同団体は同日１６時に、グラーツ市ズュドティローラープラッツ(Suedtirolerplatz）でも同様の集会を呼びかけています。
● このほかにも、同様の集会・デモが行われる可能性もあり、また、ハマスの指導者の１人が世界中のイスラム教徒などに向けて、１３日にパレスチナ人の連帯を示す行動を呼びかけ、オーストリア警察がユダヤ教関連施設の警備を強化しているとの報道もあります。つきましては、オーストリアに滞在中の皆様におかれましては、引き続き最新の情報の入手に努め、万が一そのような活動に遭遇した場合は、速やかにその場を離れる等してご自身の安全を確保してください。
（問い合わせ先）
○在オーストリア日本国大使館
住所：Hessgasse 6, 1010 Vienna, Austria
電話: （市外局番０１）５３１９２０
ホームページ：https://www.at.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
※「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は、以下のＵＲＬから停止手続きをお願いいたします。
