街頭犯罪への注意喚起

2023年 8月31日 メールマガジン第870号

 8月某日、ミュンヘン市内の路上において、邦人女性が外国人の女性からしつこくつきまとわれる事案が発生しました。また、ノイシュバンシュタイン城などの観光地におけるすりや置き引き被害も増加しています。その他にも、街中における暴力事件等が発生しているなどの報道もあります。

コロナウイルスに関する規制緩和以降、こうした犯罪が増加傾向にあるため、注意をお願いします。

1 事案概要(被害者の方の話をもとに記載)

(1)つきまとい(被害者は邦人女性)

8月某日、一人で路上を通行中、Theresienwiese駅近くの人気のない場所で外国人の女性に「聞きたいことがあるからこっちに来て」と話しかけられた。断って無視して通り過ぎようとしたが、追いかけてきて手を掴まれた。触らないでと叫んだり、大声で他の人に助けを呼びかけても手を離さず詰め寄ってこられ、非常に恐怖を感じた。周囲に人がいなかったため、力の限り抵抗を続けて何とか逃げることができた。

その女性は手に布を持っていたので、手元を隠しながらスリ行為を行う人なのかという印象を持った。

(2)すり、置き引き

ノイシュバンシュタイン城のマリエン橋で写真撮影をしていたところ、気づいたらショルダーバッグのファスナーが開いており、中に入れていた財布等がなくなっていた。

・ 電車内でバッグを隣の席に置き眠ってしまったところ、目を覚ますとバッグがなくなっていた。(その他、電車内の網棚や荷物置場の荷物が盗られる事案も発生。)

・ マリエン広場近くのビアガーデンで食事中、荷物を椅子の下に置いていたが、気づいたらなくなっていた。

2 注意のポイント

●治安の面において、海外は日本とは違うという意識を持ち、単独行動を避ける、人通りのない道を通らないなどを心がける。

●常に狙われているという意識を持ち、貴重品・荷物から目を離さない。

●見知らぬ人から声を掛けられても容易に信用しない。少しでも不審と感じた場合はすぐにその場を立ち去る。

●相手がしつこく迫ってきた場合など、身の危険を感じた場合は、躊躇せずに周りの人へ助けを求め、警察に連絡してもらう。

●犯人が凶器を所持していることも考えられるので、相手をいたずらに刺激するような言動は避け、努めて冷静を保つ。

●犯人の外見、服装、逃走方面を可能な限りメモしておく。

同種事案の発生等、本件に関する情報がございましたら、当館までお知らせくださいますようお願いいたします。

ミュンヘン日本国総領事館

HP:https://www.muenchen.de.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

メール:ryoji@mu.mofa.go.jp

電話:089-4176040

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