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<ポイント>
○ 報道によると、8月中旬以降、ポーランド南東部ポドカルパツキエ県で、河川等に生息する「レジオネラ・ニューモフィラ菌」の感染者が増加しており、免疫低下が見られる高齢者等の死者も発生しています。
○ この細菌に感染すると、重症の場合は肺炎を引き起こす可能性があります。感染は、主に、同細菌に汚染されたエアロゾル(細かい霧や水しぶき)の吸引・誤えんによって起こるとされています。
1 報道等によると、8月中旬以降、ポーランド南東部ポドカルパツキエ県で、河川や湖水に生息する細菌「レジオネラ・ニューモフィラ菌」の感染者が増加しており、8月25日時点で113人の感染患者が確認され、これまでに7人が死亡しました。死者は、64歳〜95歳の高齢者で、その他疾患を抱えていたとされています。
2 感染者が多く確認されている同県ジェシュフ市の衛生当局は、上下水道や感染者の自宅における水のサンプルを採取して調査を進めていますが、現時点で感染源は特定されておらず、最初の調査結果は8月28日(月)に判明する予定とのことです。また、当局は、8月26日(土)から27日(日)にかけて、上下水道の消毒のため塩素投入量を増やしますが、住民の健康に影響はなく、水道水の使用も制限しないとのことです。
なお、当局は、以下のホームページ(ポーランド語)で、感染状況等について情報発信しています。
3 日本の厚生労働省によると、「レジオネラ・ニューモフィラ菌」に感染すると「レジオネラ症」を発症する可能性があります。「レジオネラ症」の主な病状は重症のレジオネラ肺炎か軽症のポンティアック熱(発熱、悪寒等)で、高齢者や新生児は肺炎を引き起こす可能性が高いとされています。
なお、感染は、主に、同細菌に汚染されたエアロゾルの吸引・誤えんによって起こるとされ、ヒトからヒトへ感染することはないとのことです。
詳細については、以下のホームページを確認してください。
(厚生労働省ホームページ:レジオネラ症)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_00393.html
4 つきましては、特に、ポドカルパツキエ県やその周辺に居住・一時滞在されている方や当該地域への渡航を予定されている方は、報道や衛生当局の情報のほか、上記厚労省のホームページを確認し、感染対策等に留意してください。
(問い合わせ先)
在ポーランド日本国大使館 領事班
☆電話:+48−22−696−5005
※開館時間のみ[9:00〜12:30、13:30〜17:00]。開館時間外に緊急を要する場合には大使館代表番号(+48−22−696―5000)へお掛けください(閉館時電話対応委嘱業者がまずは伺うことになります)。
☆メール:cons@wr.mofa.go.jp