ギリシャでは、熱波や乾燥等により各地で山火事が相次いで発生しています。
1 報道等によると、現時点で発生している主な山火事の地域は、以下のとおりです。
(1)大規模な火災が進行中(主な地域)
●ロードス島中央部から南部海岸周辺:中央部アポロナ(Apollona)地域から、マサリ(Masari)、マロナス(Malonas)、アルハンゲロス(Archangelos)地域からキョタリ(Kiotari)、リンドス(Lindos)地域、ゲナディ(Gennadi)地域までの海岸地帯、中央西部ヴァティ(Vati)地域
山火事は、先週、島の中央部で発生し、現時点で8日目に突入、住民や観光客約19,000人が避難する事態となり、20日より被害地域では非常事態宣言が相次いで発令されています。
●ケルキラ(コルフ島)北東部:ヴィングラトゥリ(Vigglatouri)、ぺリシア(Perithia)、ラフキ(Lafki)、ルツェス(Loutses)地域
報道等によれば、周辺集落に避難指示が発令され、約2,500人の住民や観光客が避難したとされています。
●エヴィア島南部:カリストス(Karystos)地域
被害地域周辺の住民に避難指示が発令されています。
(2)その他被害地域(再燃の可能性あり)
●ペロポネソス半島北部:アハイア郡デルヴェナキ(Dervenaki)地域
●中央ギリシャ、テーベ市近辺:アギア・トリアダ(Agia Triada)地域
2 気候危機・市民防災省は、人命の保護と新たな火災防止のため、以下の内容を発表し、引き続き火災への警戒を呼びかけています。
ア 山火事地域に近づかないこと。
イ 立ち入り禁止標識のある森林地区には立ち入らないこと。
ウ 火災のきっかけになり得る行動を一切行わないこと。
エ 火を発見したら、速やかに112番、または199番に通報すること。
3 今週も熱波と極度の乾燥が予測されており、全国的に山火事の再燃や新たな火災発生が懸念されています。皆さまにおかれましては、引き続き火災の最新状況にご注意いただくとともに、危険を察知した際は速やかな退避に努めてください。
また、山火事の被害に遭われた場合や、ご家族や日本人のご友人と連絡が取れない場合は、当館領事部までご連絡ください。
(参考情報)
●毎日の火災危険度マップ(ギリシャ語)【気候危機・市民防災省HP】
※地図上の色が赤に近いほどリスクが高いことを示します。
https://civilprotection.gov.gr/arxeio-imerision-xartwn
●山火事の場所が分かる地図【NASA】
https://firms.modaps.eosdis.nasa.gov/map/#d:24hrs;@28.5,38.5,6z
在ギリシャ日本国大使館(領事部)
Embassy of Japan in Greece
46, Ethnikis Antistasseos St., 152 31 Halandri
TEL :210-670-9910, 9911
FAX :210-670-9981
H P :http://www.gr.emb-japan.go.jp
e-mail :consular@at.mofa.go.jp