1 麻疹(はしか)の感染者数の増加
コンゴ民主共和国で麻疹(はしか)の感染者数が例年より増加しています。
保健省の発表では、今年の1月から6月までの感染者数と昨年1年間の感染
者数がほぼ同じです。
感染者が多い地域は中部から東部で、キンシャサを含む西部では少ない傾向
です。
症状は皮疹と発熱です。治療は対症療法です。
感染経路は空気や飛沫、接触ですので、麻疹患者や疑いのある人には近づか
ないこと、屋内の同じ空間にとどまらないことが大切です。
罹患歴がない場合やワクチン未接種の場合、1回のみのワクチン摂取の場合
はワクチン接種を推奨します。
2 コレラの感染者数の増加
コレラの感染者数は7月に入り再び増加傾向にあります。
感染者が多い地域は東部(北キブ州、南キブ州、タンガニーカ州)で、中部
でも感染報告があります。
キンシャサを含む西部では感染報告は最近ありません。
症状は嘔吐や強い下痢です。治療は抗菌薬と補液です。
手洗いや消毒などを含む衛生管理を徹底してください。汚染された食品や飲
料水、氷は摂取しないことが大切です。
経口ワクチンがあります。ワクチンは約2年有効です。
3 感染した場合
麻疹やコレラに感染した、またはその恐れがある場合は感染拡大防止のた
めに、診断のできる医療機関で治療を受けてください。
(本件担当)
在コンゴ民主共和国日本国大使館
領事担当 大志万(+243 81 880 5912)
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