フフイ州内各地における道路封鎖等デモの発生

【ポイント】

 地方の主要幹線道路は狭く迂回経路が乏しいことから、一旦デモ等による道路封鎖が発生すると、車両が立ち往生し不測の事態に巻き込まれる可能性があります。地方への旅行等の際は、事前に交通情報等の入手に努め、十分な時間的余裕をもって行動するようご注意願います。

 また、地方でのデモ等の活動に呼応してブエノスアイレス市内でも一部混乱が生じているため、注意してください。

【本文】

1 デモ等発生状況の概要

(1)19日以降、アルゼンチン北部のフフイ州において、組織的なデモ等抗議活動を制限する目的の州憲法改正に反対する労働組合等が州都フフイ市内で抗議活動を行っているほか、州内の主要幹線道路においては、先住民等による道路封鎖デモが約20か所で行われており、各地において深刻な交通渋滞が発生し、観光バスや物流トラックなど多くの車両が立ち往生しています。

(2)プルママルカなど州内の有名観光地に通じる道路も各地で封鎖されており、バスを利用していた多くの観光客が、降車して徒歩で空港やホテルなど目的地に向かう事態となっています。

(3)また、フフイ州でのデモに呼応して、21日、ブエノスアイレス市に所在するフフイ州政府事務所(Casa de la Provincia de Jujuy, Av.Santa Fe 967)周辺にも労働組合等が大挙して押し寄せ、抗議活動を行い、7月9日大通りから同事務所一帯にかけて一時騒然としました。

2 防犯等対策

(1)コロナ禍以前は、地方において道路封鎖デモはほとんど見られませんでしたが、最近は地方でも発生しています。地方では主要国道であっても、片側1車線の狭い道路であることがほとんどで、デモによって容易に封鎖されます。また、山間部などでは迂回経路もないことから、立ち往生することとなります。地方への出張や旅行の際には、事前に道路封鎖デモ等の情報収集に努め、デモ等抗議活動が活発な地域への移動は可能な限り避けるようにしてください。また、不測の事態に備えつつ、十分な時間的余裕を持った移動計画を立てるようにしてください。

(2)アルゼンチンにおいて、デモ等抗議活動は日常的に発生していますが、通常は平穏に行われることがほとんどです。しかしながら、デモ隊が過激化して破壊活動に発展する事例もあります。暴徒化したデモ隊は商店を打ち壊しての略奪行為、火炎瓶の投てきや投石による治安部隊との衝突に至ることもあります。デモ等が行われているのを見かけたら、くれぐれも近付かないでください。また、常日頃から外出前には、テレビやラジオ報道からデモ情報を入手するよう努めてください。

3 外務省海外安全ホームページのご案内

 外務省海外安全ホームページ(リンク下)では、アルゼンチン特有の犯罪様態に対応した防犯対策情報など掲載しておりますのでご確認ください。

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_241.html#ad-image-0

 また、邦人が被害に遭ったとの情報に接した場合は、大使館にご一報ください。

※ このメールは、在留届にて届けられたメールアドレス及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信されております。

 「たびレジ」簡易登録された方でメールの配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願いいたします。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete

在アルゼンチン日本国大使館 領事班

Bouchard 547 Piso-15, Buenos Aires, Argentina

電話:(市外局番011) 4318-8200 / 国外からは(国番号54)-11-4318-8200

ホームページ(日本語版) http://www.ar.emb-japan.go.jp/index_j.htm

領事班代表メール:conbsas@bn.mofa.go.jp