ラマダン期間中の注意喚起について

○ 3月23日(木)から約1か月間、ラマダン(断食月)に入りました。この期間はテロの脅威が高まる傾向にあり、昨年は同期間にテロ事件が発生しているため、いつも以上にテロの発生に警戒する必要があります。

○ 各種報道等により最新情報の入手に努め、テロの標的となりやすい場所には出来るだけ近づかないようにして下さい。

○ ラマダン期間中は、犯罪や交通事故等も増加傾向にあり、注意が必要です。

1 3月23日(木)から約1か月間、当国はイスラム教徒において重要な行事の一つであるラマダン(断食月)に入りました。

この期間中はテロの脅威が高まる傾向にあります。また、ラマダン最終週は宗教心が高まるとされており、昨年、同時期にカラチ大学自爆テロ事件が発生していることから、いつも以上にテロの発生に警戒する必要があります。

2 在留邦人及び当地滞在または渡航予定の皆様は、以下の安全対策をとるように心掛けてください。

(1)当地の各種報道等を通じて最新の関連情報の入手に努めてください。

(2)攻撃の標的となりやすい場所(宗教関連施設や政府機関、軍・警察等治安当局(含む車両、検問所等)、報道機関、中国関連施設及び中パ経済回廊関連事業等)には出来るだけ近づかないようにしてください。

(3)その他の場所(外国資本等のホテルやファースト・フード店、欧米関連施設、公共交通機関、レストラン、マーケット等)に訪れる場合は、できるだけ滞在時間を短くするように心掛け、常に周囲の状況に注意を払い、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場から離れてください。

(3)宗教行事や集団礼拝(金曜日)等が行われている場所には、決して近づかないでください。

(4)集会や抗議活動などの群衆に遭遇した場合、速やかにその場から離れてください。

※【広域情報】ラマダン期間中の海外渡航・滞在に関する注意喚起も発出されておりますので、以下のリンク先もご確認ください。

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2023C015.html

3 ラマダン明けの祝祭日(イードゥル・フィトル)はお祝いのために現金が動きやすい時期にあたり、例年、金品を狙った窃盗、強盗犯罪が増加傾向にあるため、ラマダン期間中は特に防犯意識を高めてください。

4 ラマダン期間中の夕頃、イスラム教徒はイフタール(日没後の食事)のため家路を急ぐ傾向にあり、断食のため注意力が散漫になりがちなため、交通事故が発生しやすい状況にあります。運転手を雇用している方は、防衛運転(十分な車両距離の確保、交通事故の防止等)を努めるように促していただくとともに、イフタール(日没後の食事)の時間帯は運転手を休ませるように心掛けてください。

5 なお、上記注意点以外にも、当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。

○ 当館「安全情報配信用ツイッター

https://twitter.com/CGJapanKRC_SFT

○ 当館ウェブサイト

http://www.kr.pk.emb-japan.go.jp/j/

○ 外務省海外安全情報ウェブサイト(パキスタン

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_011.html#ad-image-0

○ 緊急時の連絡先

在カラチ日本国総領事館 電話(+92-21)3522-0800~11

【問い合わせ先】

在カラチ日本国総領事舘

電話:021-3522-0800~11 FAX:021-3522-0820

メール:japan.consulate.karachi@kr.mofa.go.jp