イスラエル・パレスチナにおける注意喚起、安全対策 2/28

●　２月２２日、イスラエル治安部隊が、ヨルダン川西岸地区のナブルス（Nablus）において取締りを行った際、武装したパレスチナ人らとの間で衝突が発生し、報道によれば、パレスチナ人１１名が死亡し、１００名以上が負傷しました。翌２３日、ガザ地区からイスラエルに向け複数のロケット弾が発射され、イスラエル軍により迎撃等されました。

●　また、２月２６日、ナブルス近郊のフワーラ（Fuwara）において、イスラエル人２名が銃撃され死亡する事案が発生しました。本事案発生後、数百名に上るイスラエル人による暴動が発生し、多数のパレスチナ人が負傷したほか、複数の自動車や家屋が放火されるなどしました。

西岸地区においては、従来からイスラエル治安部隊等がテロ活動への関与が疑われるパレスチナ人への取締りを継続しており、イスラエル側とパレスチナ人との衝突やテロ事案が相次いでおります。

ヨルダン川西岸地区は、危険レベル２（不要不急の渡航は止めてください。）に指定されています（ジェリコ、ベツレヘム、ラマッラ及びこれら三都市とエルサレムを結ぶ幹線道路、西岸地区内の国道１号線及び国道90号線を除きます。）。

また、ガザ地区及び同地区との境界周辺は、危険レベル３（渡航中止勧告）に指定されています。

今後の当局の発表や西岸地区及びガザ地区の動向等に係る報道を随時確認し、イスラエル国内においても、外出の際は常にニュース等から最新の情報を入手するよう努めると共に、周囲の状況に十分御注意ください。

（主要イスラエルニュースサイト（英語））