トルコやタジキスタン等で大地震が発生しましたが、カザフスタンでも、アルマティやシムケント等山岳に近い南部では恒常的に地震発生のリスクがあります。在留邦人の皆さまにおかれましても万が一の事態に備え、以下のことをお願いいたします。
● 非常時に備え、必要な水、食料や防災用品等の備蓄・確保に務めて下さい。
● 避難経路やご家族等との集合ポイントについて平素から設定しておかれることをおすすめします。
● 万が一の場合の安否確認や、避難等に必要な情報の受信に備え、長期滞在される皆さまは必ず「在留届」を届け出て下さい。また、一時的に滞在される皆さまも「たびレジ」の本登録をお忘れなく。
1 ウズベコフ非常事態省地震学研究所副所長は、カザフスタンにおける地震の危険性について以下のとおりコメントしています(2月7日付「テングリニュース」)。
● カザフスタン南東部は、大地震のリスクを伴う地震多発地帯である。特に、アルマティ州では1887年と1911年に大地震が発生しており危険である。
● カザフスタンでは過去5年間に約4万回の地震が記録されている(2018年8,500回、2019年7,800回、2020年9,500回、2021年6,700回、2022年6,900回)。その中で体感できるものは66回で、最近では2022年12月28日にアルマティから190km離れたキルギス・中国国境で発生した。
2 クルシムバエフ非常事態省副大臣は、アルマティ市で大地震が発生した場合に予想される被害につき以下のとおりコメントしています(2月22日付「zakon.kz」)。
● アルマティ市には、トゥルクシブ区を除く全ての地区に合計27本の断層があり、地震の危険度が高い。
● 大地震が発生したら60%の建物が倒壊するという風説には同意しないが、「9」度以上の壊滅的地震(※)では住宅用建物が30%までの確率で倒壊する可能性がある。
※ カザフスタンでは12段階の震度を使用しており、当該度数は日本の基準でいう「震度6強」程度
(震度に関する参考リンク:露語)https://kndc.kz/index.php/stati/about-earthquakes-menu-ru
3 その他
● アルマティ市の断層や震度予想等については様々なリソースから発信されており、以下のリンクはその例です。ご自身の滞在先の安全性確認や避難経路の設定等にご活用下さい
https://tengrinews.kz/news/raspolojenyi-seysmicheskie-razlomyi-almatyi-podrobnaya-karta-491694/
● 以下の情報もご活用下さい。
カザフスタン滞在・安全の手引き「緊急事態(退避)に備えてのチェックリスト」(当館作成)
https://www.kz.emb-japan.go.jp/files/100012397.pdf
「災害に対するご家庭での備え〜これだけは準備しておこう!」(首相官邸)
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/bousai/sonae.html
● 在留届のオンライン届出はこちらから
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html
● 「たびレジ」の登録はこちらから
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html
●当館領事メールのバックナンバーは以下のページから参照できます。
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0007
(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)
○在カザフスタン共和国日本国大使館
住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district "Chubary",
Astana,Z05E9E1, Republic of Kazakhstan
電話(代表):+7 (7172) 97 78 43
電話(領事班):+7 (7172) 97 78 72
○日本外務省領事サービスセンター
電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903
(日本外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)
(内線)2851
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)
(内線)3047