●ポイント
・マダガスカル出国時の外貨の持ち出しについて、邦人に対する正規の手順によらないと疑われる外貨の徴収事案が発生しました。
・邦人だけでなく、複数の旅行者が同様の事案に遭遇していると報告されています。
・不要なトラブルを避けるため、常に最新の情報収集に努め、適正な手続きに努めてください。
●本文
短期滞在していた邦人がマダガスカルから出国する際、入国時及び出国時に申告していない外貨と、規定額以上のアリアリ紙幣を所持していたとして、正規の手順によらないと疑われる不明瞭な手続きで現金を徴収される事案が発生しました。
警察関係者によると、同様の事案は国籍に関係なく非居住者(旅行者や出張者)を主な対象として、多数報告されているとのことです。
不要なトラブルを避けるためにも、情報収集と適切な手続きに努めてください。なお、現在マダガスカルの出入国に適用されている、外貨及び現金の持ち込みと持ち出しの制限は下記のとおりです。
(1)入国時
・1000ユーロ(相当)を超える現金の持ち込みについては税関事務所での申告が必要。
※特に非居住者(旅行者や短期出張の方)で、入国時に所持していた外貨を使用せずに再度持ち出す場合は、入国時に税関で申告すると発行される書類が必要となりますのでご注意ください。手数料は無料です。
(2)出国時
・1000ユーロ(相当)を超える外貨現金を持ち出す場合は税関事務所での申告が必要。
・マダガスカル国内で両替した外貨を持ち出す場合、両替した銀行や両替商で発行される書類が必要。
・1万ユーロ(相当)を超える外貨の持ち出しは禁止。
・40万アリアリを超えるアリアリ紙幣の持ち出しは禁止。
※入国時に申告していない1000ユーロ(相当)以上の外貨を持ち出すには、銀行や両替商で証明書を発行してもらう必要があります。現在、空港ロビー内に所在する両替商はこの証明書の取り扱いを中止しており、市中の銀行や両替商で発行してもらう必要がありますのでご注意ください。この証明書の発行には業者所定の手数料がかかります。
入国時の税関の申告場所は空港により異なりますが、IVATO空港では預け入れ荷物受領場所から到着ロビー出口の左側(荷物用X線検査装置の横)に小部屋がありますので、近くの職員に税関の申告をしたい旨お伝えください。申告にあたり手数料はかかりません。また、入国時に申告を行っていれば、1万ユーロ(相当)以下の持ち出しについて、手数料がかかることはありません。
出国時の申告場所は、出国審査場向かって左手にある小部屋になります。
マダガスカル入国時、空港には税関の申告や持ち込み制限品等に関する案内は一切掲示されておりません。現在その内容を確認できるのは、マダガスカル税関のホームページ上のみであり、入国前に必ずご確認いただき、制限を超える現金や規制品を持ち込むことのないよう努めて下さい。詳しくは下記のマダガスカル税関のホームページをご確認ください。
http://www.douanes.gov.g/particulier/voyageurs/#1635335322033-2141537e-d668
なお、出入国に関して不当と思われる金銭要求や待遇を受けた場合は、可能な限り当該職員の所属と名前を確認し、大使館までご一報下さい。
※このメールは在留届、たびレジに登録されたメールアドレスに配信されております。
※「たびレジ」簡易登録をされた方で、メールの配信を変更・停止されたい場合は、以下の URL から停止手続きをお願いいたします。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete
※災害や騒乱等が発生した際、ご家族、ご友人、同僚を守るため、一人でも多くの方に安全対策に関する情報が届くよう、在留届(3か月以上の滞在)の届出、又はたびレジ(3か月未満の滞在)の登録を、お知り合いの方や出張者・旅行者にご案内いただけますようお願いいたします。
【問い合わせ先】在マダガスカル日本国大使館領事班
代表電話:+261(0)20−22−493−57
緊急電話:+261(0)32−07−072−11(※開館時間外に緊急でお困りの方)
大使館ホームページ:http://www.mg.emb-japan.go.jp/jp/index.html