【改めての注意喚起】在留邦人及び渡航者の詐欺被害防止について

●見知らぬ人物からの要請や不自然なメッセージ等の指示に応じて銀行情報等を提供しないよう御注意ください。最近はハッカーがSMSのメッセージ等を通じて銀行口座の所有者に情報入力を求めるフォームを送付するといった巧妙な手口も見られます。

1 ジッダ市内において次のような詐欺の被害に遭われた事例があります。

(1)Saudi National Bankの職員を名乗る者からサウジ国内の携帯番号を用いて電話があり、クレジットカード番号の冒頭4桁を述べた上で、銀行口座がテクニカルトラブルによって凍結されると発言。

(2)先方からイカーマの番号と銀行口座の暗唱番号を聞かれたので、それぞれを伝達。その上で、先方から、暗証番号を変更する必要があると言われ、通話中のまましばらく待たされた。

(3)先方は、暗証番号が変更されたとしつつ、念のためとして、クレジットカードの番号を教えるよう求めたので、16桁のクレジットカード番号を教えた。

(4)スマートフォンにSMSで銀行から4桁のコードが送られ、求めに応じ、同コードを先方に伝達。以上で先方との通話は終了。

(5)通話後、しばらくして、改めてSMSで銀行から他銀行宛てに送金が行われた通知が来たため、直ちにオンラインにて銀行カードを止める手続きをした。

2 さらに、最近では新たな手口として、ハッカーがSMSのメッセージ等を通じて銀行口座の所有者に情報入力を求めるフォームを送付するといった事例も見られます。具体的には、SNB銀行のロゴを使用し、クレジットカードが使用禁止になったとして、カード番号、カードの暗唱番号、電話番号の入力を求めるフォーマットがSMSを通じて送付されています。

3 当地銀行関係者が顧客に電話やSMSで個人情報を照会することはありません。見知らぬ人物からの要請や不自然なメッセージ等の指示に応じて、銀行口座の情報その他の個人情報を提供することのないように御注意ください。また、不審な人物から電話があった場合にはただちに電話を切る、発信者不明の国際電話(通常かかってくることがあり得ない国からの電話)には応答しない、心当たりのない人物・機関からの振込依頼や個人情報の提供には応じない、万が一被害にあった場合にはただちに銀行に連絡して更なる被害の発生を防ぐ等、防犯対策に努めていただくようお願いいたします。

(御参考)

◎クレジットカード番号の冒頭部分については、各発行銀行が共通の番号を付与していますので、仮に電話でカード冒頭の番号が述べられた場合であっても、先方が顧客の個人情報を承知しているとして油断することなく、これは詐欺であると可能性を認識し、ご自身のクレジットカード、イカーマ番号、暗証番号等を伝えないよう注意して下さい。

◎クレジットカード番号と銀行口座番号は別のものです。

◎旧SAMBA銀行とSNB銀行との合併に伴い、各種の手続が進行中です。この機会に応じ、この種の手口の犯罪を企てる者が増えている可能性もありますので、これらの銀行を御利用の方々におかれては、特に御注意下さい。

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