ミュンヘン市中心部における少年への殺人未遂事件の発生について

2021年11月8日 メールマガジン第773号

警察発表や報道によれば、11月6日(土)午後7時40分頃、ミュンヘン市中心部ノイハウザー通りの衣料品店において、ミュンヘンに居住する57歳の無国籍男性が、10歳の少年を包丁で首と肩に傷害を負わせる事件が発生しました。犯人は、目撃者により取り押さえられ、数分後に警察に逮捕されましたが、現時点、動機は不明です。少年の怪我は重傷ですが、命の危険はないとのことです。

メールマガジン第772号でお知らせしたとおり、6日にはバイエルン州ノイマルクトにおいて列車内での刃物による襲撃事件も発生していますが、単独犯によるテロ・無差別襲撃事件や、一般市民が多く集まる場所を標的とした事件は、その発生を予測したり、未然に防ぐことが益々困難となっています。

日頃から危機管理意識を持つとともに、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

【基本的な対策】

1 テロの標的となりやすい場所を訪れる際には、周囲の状況に注意を払い、不審な人物(不自然な厚着)や状況(所持人不明の大きな荷物)を察知したら速やかにその場を離れてください。以下の場所がテロの標的となりやすいことを十分認識してください。

●不特定多数の人が集まる場所(観光スポット、公共交通機関、ホテル、レストラン、イベント会場、ショッピングモール、野外マーケット、市場、大学等)

●宗教施設、政府・軍・警察関係施設、欧米関連施設等

2 また、常日頃から、人混みや建物の中に入ったら、非常口を確認するとともに、いざという時の退避ルートや隠れられる場所を頭の中で想像(シミュレーション)する習慣を付けてください。

3 報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。新聞、テレビ、ラジオのみならず、FacebookTwitter などのSNSからも有益な情報が収集出来ます。携帯電話で新聞社の緊急速報サービス(SMS)に登録したり、Twitter で新聞社・テレビ局のニュースや警察発表をフォローすれば、様々な情報が入ってきます。

4 常に家族全員の日程を把握するよう心がけるとともに、いざという時の連絡手段を確認しておいてください(携帯電話、Facebook 等)。

【テロ・無差別襲撃事件に遭遇した場合】

爆発の規模や発生場所などによりその対応はケースバイケースですが、被害を最小限に留めるためには、決してパニックに陥らず、冷静に対処することが重要です。

1 爆発音や銃撃音が聞こえたら、まずその場に伏せてください(大人の腰高より下の位置)。また近くに頑丈な物があればその陰に隠れてください。

2 周囲を確認し、可能であれば爆発現場や銃撃現場から速やかに、低い姿勢を保ちつつ離れてください。その際、出入口に殺到して将棋倒しなどの二次的な被害に遭わないよう注意が必要です。

3 建物の下敷きになるなど身動きがとれない場合は、体力の温存を心がけてください。

4 自らの安否情報、把握出来た安否情報、その他現場の状況などを緊急連絡先(家族)や管轄の在外公館へ共有してください(電話、メール等)

【参考】

※安全の手引き

https://www.de.emb-japan.go.jp/files/100167010.pdf

ミュンヘン警察本部プレスリリース

https://www.polizei.bayern.de/aktuelles/pressemitteilungen/019175/index.html

ミュンヘン警察本部ツィッター

https://twitter.com/PolizeiMuenchen

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ミュンヘン日本国総領事館

HP:https://www.muenchen.de.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

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電話:089-4176040

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