更なる国内防疫強化措置の詳細(10月21日から11月14日まで)

●20日、ラトビア政府は、10月21日〜11月14日までの更なる国内防疫強化措置の詳細(夜8時〜朝5時までの夜間外出禁止、生活必需品を扱う店のみ営業可、等の措置)を決定しました。

ラトビアではすでに11日から3ヶ月間非常事態宣言の措置が施行されています。

●本20日現在、ラトビアの過去14日間の人口10万人あたりの感染者数は1400.8人で、世界で最も高い感染率となっています。

ラトビアの規制を遵守するとともに、ワクチン接種完了者も含め、再度基本的な感染防止策を徹底し,感染予防に努めてください。

 ラトビアではすでに11日から3ヶ月間非常事態宣言の措置が施行されていますが、20日、ラトビア政府は、主な感染ルートである対面での接触の機会を最大限減らすことを目的に、臨時閣議において更なる国内防疫強化措置を決定し、発表しました。これら強化措置は、10月21日から11月14日まで適用されます。

 主な措置は以下の通りです(より詳しくは、今後当館HPに掲載する予定です)。

 

1 外出制限

 勤務、治療など、正当化可能な理由がある場合を除き、夜8時から朝5時まで外出禁止。

 外出禁止時間帯に外出する場合は、自己証明書の携行が必要(外出前に記入)。

様式(https://www.vp.gov.lv/lv/pasapliecinajums-un-parvietosanas-ierobezojumi

 パスポート又はIDカードも一緒に携行することを義務づけ。

 夜間外出禁止時間中,警察による取締りが行われ,違反した場合処罰(個人:最高2,000ユーロ、法人:5,000ユーロの罰金)の対象となる。

2 店舗・サービス

(1)営業可能な店舗は、食料品店、薬局、動物用の薬局、眼鏡店、衛生用品店、ペットフード店、プレス出版物店、通信機器・サービス提供店、書店、生花店、ガソリンスタンド、承認された交通機関のチケット販売所のみ。

(2)飲食店は、テイクアウトのみ営業可能。

(3)以上の店舗の営業時間は6時から19時まで(配達時間は除く)。ただし、ガソリンスタンドや24時間営業の薬局、交通機関のチケット販売所の営業時間の制限はなし。

(4)サービス提供は、基本的サービス(IDの発行、ソーシャルケア)のみ可能。娯楽サービス(美容院を含む)は不可。

(5)文化施設(美術館、博物館、図書館、文化センタ−等)は閉鎖。

(6)オンラインショッピングは制限なし。

(7)路上での食品生産者の個人販売は可能である一方、屋外マーケットの開催は不可。

3 職場

(1)経済的・社会的機能の継続に不可欠な業務従事者のみ、勤務可能(顧客対応には、ワクチン接種証明書が必要)。

(2)ワクチン接種証明や罹患後回復した証明のない従業員が出勤するには、72時間ごとの抗原検査が必要。

(3)雇用者は、出勤したすべての従業員の体調及び、感染者と接触がないか確認する。

4 教育

(1)学校の休暇は10月29日まで延長され、グレード1から3の生徒の授業は11月1日から再開。グレード4から12の生徒の授業は11月14日までオンラインで行われ、11月15日から再開。

(2)幼稚園は両親が疫学上のリスクを勘案した上でもなお必要と判断する場合のみ利用可能。

(3)職業訓練、高等教育はオンラインでの実施。

5 文化・イベント・集まり

 公的、私的を問わず、現場での行事( pasakumi)は、11月14日まで禁止。集まりは1世帯の中でのみ(1人暮らしで支援が必要な場合の訪問を除く)可能。

 夜間外出禁止中も、公共交通機関は運行していますが,タクシー利用は緊急や正当な理由がある場合に限られます。一度に乗車できるのは1名まで(但し未成年の子供や支援が必要な方の同伴は除く)とされています。

 また、ワクチン接種が引き続き、ラトビアのコロナ感染予防の主たる国家戦略であり、11月15日以降もワクチン未接種者への厳しい規制が残るということにつき、注意喚起しています。

ラトビア国内感染状況について

 ラトビアの20日の新規感染者数は2,599人(このうち,615名は、ワクチン接種完了者)、死亡者は24名となっています。このところ感染者が急速に増加しており、ラトビアは、世界で最も高い感染者率となっています。過去14日間の人口10万人あたりの感染者数は1400.8人にまで増えています。重傷患者数も7日間で62.8%増加しました。ワクチン接種完了者についても、感染者全体の25%程度に上るなど、増加しています。

 ラトビア政府の新たな規制等を遵守するとともに,ワクチン接種完了者も含め、「三つの密」を避け,人と人との距離の確保、手洗いの励行等,マスクの着用など、再度基本的な感染防止策を徹底し,感染防止に努めるようにしてください。

【参考】

ラトビア首相府ホームページ(ラトビア語)

https://www.mk.gov.lv/lv/jaunums/cetru-nedelu-laika-latvija-daris-visu-lai-savalditu-covid-19-pandemiju

https://www.mk.gov.lv/lv/jaunums/nosacijumi-tirdzniecibai-no-sg-21-oktobra-lidz-14-novembrim

https://www.mk.gov.lv/lv/jaunums/apmekletajiem-slegtas-kulturvietas-un-nenotiek-pasakumi-aicinam-kulturas-saturu-baudit-virtuali

2021年10月20日

ラトビア日本国大使館より

(代表)+371-6781-2001