ノルウェー政府の新型コロナウイルス感染拡大防止措置の一部緩和(7月28日現在)

●28日、ノルウェー政府は、現行の社会再開計画の第3段階を当面維持し、第4段階への移行についての新たな検討は8月中旬に行われる見込みであること、及び未成年者の自己隔離要件の一部緩和を行うこと等を発表しました。

1 28日午後行われたノルウェー政府による新たな発表に関する概要は、以下のとおりです。

(1)現状分析

デルタ変異株が今後のノルウェーの感染状況にどのような影響を及ぼすかが不確かであるため、政府はノルウェー保健局及びノルウェー公衆保健研究所(FHI)の勧告に鑑み、社会再開計画第4段階への移行を見送る。第4段階への移行についての新たな検討は8月中旬に行われる見込みである。

(2)未成年者の自己隔離要件の一部緩和

ア 8月16日より、18歳未満の未成年者は、新型コロナウイルス感染者と濃厚接触した場合も、検査が自治体のガイドラインに則って行われる場合に限り自己隔離を免除される(従来は10日間の隔離、又は7日目以降の検査で陰性なら隔離終了)。自治体が遵守すべき全国的ガイドラインは今後発表される。また、右免除は、家族や恋人等の近しい関係の者と濃厚接触した場合には適用されない。

イ ホイエ保健介護相は、「学校が「緑」レベルで再開される場合、多くの者が自己隔離し、学校を欠席することとなる事態を避けなければならない。「緑」レベルではクラスが班分けされないため、一度の感染事案により多くが欠席し、学校運営が滞ることのないよう、18歳未満の者に対する自己隔離義務を免除することが必要である」旨述べた。

ウ 18歳以上の成人が感染者と濃厚接触した場合、現行の自己隔離義務が維持されるが、各自治体は例外的に自己隔離に代えて検査を行うことができる。各自治体は、特に18歳以上の(ワクチン接種で)保護されていない高校生を自己隔離義務免除の対象にできるか検討を行うべきである。

(3)現行の社会再開計画の第3段階における措置に関し、8月2日午前0時から以下のとおり微調整が行われる。

ア 成人も(従来の)未成年者と同様に地域を跨いだ試合や会議等のスポーツ・文化イベントに参加することができる。

イ 企業及び団体が従業員向けに行うイベントを公的イベントとして扱う(従来は私的イベント扱い)。右イベントは第三者の監督の下で行われることが必要条件である。

ウ 新型コロナワクチン接種証明書以外の事由で入国制限の免除を受ける両親と共に入国する未成年の子どもに対する入国制限を免除する(従来はワクチン接種証明書を携行する両親と一緒に入国する未成年が入国制限免除対象)。

エ 「緑」の国(注:入国時の自己隔離措置免除)から自己隔離義務が発生する国へ出航する旅客船は、新規旅客を乗船させない場合、COVID-19規則の自己隔離義務が発生する地域に短期滞在する旅行者の入国時の自己隔離義務免除に関する規定上の公共交通機関として扱われない(注:同規則上、「緑」の国を出発し、自己隔離義務発生地域を経由して公共交通機関を利用して入国する者は自己隔離義務が発生する)。

2 その他詳細は、以下関連プレスリリースにてご確認ください。

(1) 今次の発表(7月28日付)

https://www.regjeringen.no/no/aktuelt/trinn-4-iverksettes-ikke-na/id2866643/

(2)社会再開計画の各段階に関するガイドライン(7月28日付)

https://www.regjeringen.no/no/tema/Koronasituasjonen/plan-for-gradvis-gjenapning/id2842645/

【発信元】

ノルウェー日本国大使館 領事班

電 話: (+47)2201-2900

メール: ryouji@os.mofa.go.jp

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