イスラエル・パレスチナにおける注意喚起、安全対策 5/14

●　ガザ地区から多数のロケット弾が連日発射されており、ガザ地区周辺（アシュケロン等）からテルアビブを含む中部地区、南部地区、エルサレム周辺地区等に飛来しています。ロケット弾等の飛来を知らせる空襲警報が発報された場合には、近隣のシェルター又は堅牢な建物に速やかに避難し、安全を確保てください。

　屋外及び自動車運転中等の安全確保については、以下の当館作成「安全の手引き」IIの６「空襲警報時における対処策」を参照してください。

（当館作成「安全の手引き」）

https://www.israel.emb-japan.go.jp/files/000569920.pdf

　イスラエル軍は、ガザ地区に対する大規模な攻撃を継続しています。空爆及びガザ地区周辺からの攻撃のほか、今後、地上部隊が侵攻する可能性もあり、流動的な事態が続きますので、情勢の変化に十分御注意ください。

　ガザ地区及び同周辺地域は、外務省の危険情報で危険レベル３（渡航中止勧告）に指定されていますので、同地域への渡航は止めてください。

●　５月１３日（木）、民間防衛軍（ホームフロントコマンド）は、１３日午後６時から５月１５日（土）午後８時３０分までの間、テルアビブを含む中部地域及び南部地域において、屋外集会を１０人まで、屋内集会を１００人までに制限する、教育活動の禁止、職場に迅速に避難できるシェルターが設置されている場所でのみ就業を認める等の緊急規則の延長を決定しました。

（ホームフロントコマンドの規則、英語）

https://www.oref.org.il/12487-15896-en/Pakar.aspx

●　東エルサレムにおけるイスラエル治安部隊及び入植者とパレスチナ人との衝突を受け、イスラエル国内の各地（ロッド、ヤッフォ、バトヤム、ハイファ、アッコー、ティベリア等）において、アラブ系イスラエル人を中心とした抗議活動が多数行われており、一部が暴徒化しました。また、ユダヤ系過激派によるアラブ系住民に対する襲撃・暴行もみられ、死傷者が出ています。

　ロッド市内では、治安に関する緊急事態宣言が発令され、午後８時から翌日午前３時までの外出禁止及び午後５時以降の外部からの同市内への移動禁止措置がとられています。

　５月１５日（土）にラマダン明けの祭り（イード）が終了し、その後、５月１７日（月）まではユダヤ教の宗教行事が予定されています。また、５月１５日（土）は、ナクバの日（注：イスラエルが建国された日をパレスチナ人はアラビア語で「ナクバ（災厄）」と呼ぶ。）となっており、特にエルサレム旧市街及び周辺では注意が必要です。治安状況が不安定化するおそれがあるため、夜間や週末の不急の外出を控えるとともに、場所のいかんを問わず、抗議活動や騒動の現場に遭遇した場合は決して近づかず、直ちに安全な場所に避難してください。

●　ガザ地区からのロケット弾発射により、テルアビブ（ベン・グリオン）国際空港への運航を停止した航空会社があり、フライトのキャンセルが発生しています。

　イスラエルからの出国を御予定の方は、今後の運航状況を航空会社ホームページで御確認いただくか、旅行代理店等に御照会ください。また、イスラエルへの（再）入国を御予定の方は、航空便の運航状況を御確認の上、緊急を要しない場合には、日程を延期する可能性を含め検討ください。

（National Emergency Portal）

https://www.oref.org.il/en

（National Emergency Portal, Rocket and Missile Attacks）

https://www.oref.org.il/12410-en/Pakar.aspx?tab=12487&parentCategory=12486

（National Emergency Portal, How much time permitted to get to the protected area ?）

https://www.oref.org.il/12487-17292-en/Pakar.aspx

（National Emergency Portal, Alerts）

https://www.oref.org.il/12481-en/Pakar.aspx

（外務省海外安全ホームページ：イスラエル、ヨルダン川西岸地区及びガザ地区の危険情報）

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2019T097.html#ad-image-0