本日12日(火)午後7時より、ルッテ首相及びデ・ヨンゲ保健・福祉・スポーツ大臣が記者会見し、新型コロナウイルス対策に関して昨年12月15日(火)から実施されているロックダウンの措置について、これを最短でも2月9日(火)まで継続することなどについて発表しました。
この発表に関連し、オランダ政府がホームページ上に具体的な内容を公表しておりますので、その概要について以下のとおりお知らせいたします。
なお、詳細は、「 https://www.government.nl/latest/news/2021/01/12/netherlands-to-remain-in-lockdown-until-at-least-9-february-inclusive 」(英語)をご参照ください。
1 現状の評価及びロックダウン継続の決定等
(1)オランダの新型コロナウイルス感染者数はわずかに減少しつつあり、ロックダウンは、一定の効果をあげている。次の課題は、日々の感染者数を更に減少させ、病院や集中治療室での新型コロナウイルス患者数を減少させることである(注:質疑応答では、政府としては、詳細な接触者調査を可能にするため、1日あたりの新規感染者数を3,600名へと減少させることが狙いであり、措置緩和は、1日あたりの集中治療室への新規入院者数が10名以下、理想的には3名となった際に検討され得ると言及がありました。)。
(2)このため、政府は、最短でも2月9日(火)まで、ロックダウンを継続することを決定した。この継続は、Outbreak Management Team(OMT)(注:政府に対して勧告を行う専門家会議)が調査を実施している新型コロナウイルスの新たな変異株の状況を考えても重要である。また、政府は、OMTに対して、外出禁止令等の厳格な措置に関する有用性と必要性を調査するよう要請している(注:質疑応答では、来週前半に本件に関する決定が行われる旨の言及がありました。)。
(3)新型コロナウイルスワクチンの接種が開始されているが、現在実施されているすべての措置を緩めることができるわけではなく、新型コロナウイルスの蔓延を防ぐためにも、措置が必要である。オランダの大多数がワクチンを接種した時点で、基本的なルールをやめることができる。
2 措置の概要
(1)少なくとも2月9日(火)まで、現在行われている措置(可能な限り自宅に留まること、自宅への訪問客の制限(1日あたり2名まで)、自宅勤務の強い要請、外出時の2名までの集団形成(家族を除く。)、運動時のルール、店舗等の閉鎖、海外への渡航等)から変更はない。
(2)なお、学校について、最短でも2月8日(月)まで、主に、オンラインでの教育を提供する(注:対面式で授業を受けることができる例外は、前回から変更ありません。)。なお、小学校及びチャイルドケアについては、今後、OMTによる英国型の新型コロナウイルス変異株(注:質疑応答では、現在、英国型の変異株の感染者は、オランダ国内で約100例確認されているが、日々の新規感染者の2〜5%がこれに感染していると見込まれる旨の言及がありました。)が子供に与える影響についての勧告が行われ、これに基づき、政府は、早ければ1月25日(月)に再開できるかどうか、可能な限り早期に決定する(注:別の政府発表( https://www.rijksoverheid.nl/actueel/nieuws/2021/01/12/scholen-langer-dicht )(蘭語)によれば、本勧告は今週
末に予定されており、来週にも政府によって評価されることが見込まれております。)。
(3)2月2日(火)、政府は、2月9日(火)以降に必要となる措置についての評価を行う。
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