5月8日のカザフスタンにおける新型コロナウイルス関連情報は以下のとおりです。
1 感染者数
●昨日お知らせした時点からのコロナウイルス新規感染者数は264名です。
●上記を加算して,現時点における国内全体の感染者数は4,794名です。
●各州・都市ごとの内訳は以下のとおりです。括弧内は,昨日お知らせした時点からの増加数です。
(1)アルマティ市:1,517名(+90名)
(2)ヌルスルタン市:960名(+95名)
(3)アティラウ州:269名(+29名)
(4)クズルオルダ州:226名(+3名)
(5)シムケント市:226名(+3名)
(6)西カザフスタン州:217名(+2名)
(7)カラガンダ州:186名(+11名)
(8)アルマティ州:181名(+5名)
(9)ジャムブル州:176名(+7名)
(10)アクトべ州:172名(+0名)
(11)トゥルケスタン州:169名(+4名)
(12)パヴロダール州:152名(+0名)
(13)マンギスタウ州:109名(+4名)
(14)アクモラ州:106名(+5名)
(15)コスタナイ州:61名(+2名)
(16)北カザフスタン州:34名(+1名)
(17)東カザフスタン州:33名(+3名)
その他:死亡者31名(+1名),快復者1,582名(+112名)
2 カザフスタン国内の新型コロナウイルスに関する主な報道は以下のとおりです。
(当館注)以下は,在留邦人のおられる都市の情報を中心に作成しています。
(1)感染者数について
●ビルタノフ保健大臣は,ヌルスルタン市及びアルマティ市における感染者数増加の理由として,「これは第一に,市民に対する予防的テストの件数が増加していることが理由である。実際,先週中にアルマティ市において確認された感染例の90%及びヌルスルタン市において確認された感染例の80%が無症状の感染者である。我々は,積極的に市民に対するPCR検査を実施し,可及的速やかに感染者を特定する方針である。彼ら(無症状の感染者)はまだ,他者には感染させていない」と説明しました。また,同大臣は,国際的勧告に基づき,今後,無症状の患者については,病院へ搬送せず,自宅又は検疫施設における隔離措置がとられると説明しました。
●コブジャサロフ国立公衆保健センター長は,カザフスタンにおける感染状況の見通しに関し,概要以下のとおり述べました。
・コロナウイルスの感染者増加率は安定して低下してきており,現在は平均3−4%で推移している。
・国立公衆保健センターは,近日中に快復者数が感染者数を上回ると予測している。
・コロナウイルスは今月(5月)で収束するわけではない。諸外国及びカザフスタンの専門家の評価によれば,コロナウイルスは循環するであろう。我々は,感染拡大の第二波が(本年)秋後半,急性呼吸器系ウイルス症候群やインフルエンザを伴う冷え込みの時期に起こると予測している。
・我々は,ウイルスは国内外に存在しており,排除されたわけではないことを理解しなければならない。
(2)病院・治療・防疫等対応について
●コブジャサロフ国立公衆保健センター長は,カザフスタンにおける検疫措置の段階的緩和に関し,概要以下のとおり述べました。
・カザフスタンにおけるコロナウイルス対策は四段階ある。第一,第二段階(国外からの感染侵入防止,国内における感染拡大防止)は既に過ぎ,現在,我々は第三段階(検疫措置)に位置している。同段階において,感染者の急増及び高い感染率を抑えることができた。
・対策の第四段階目はポスト検疫期間である。感染状況に応じ,部分的又は段階的に制限が解除される。同段階では,特定の市民集団における感染者の発見を主眼とし,積極的なコロナウイルス検査の実施は継続される。
・すべての検疫措置の緩和にあたっては,カザフスタンだけでなく世界の状況も考慮しなければならない。我々の状況が安定したからといって,他国から(カザフスタンへ)の乗客移送にかかる制限を解除すれば,国内の状況を深刻化させる可能性がある。
・検疫措置の緩和は,各地域の感染状況を踏まえて決定されなければならない。いくつかの地域では感染のピークが過ぎつつある一方,感染拡大が続いている地域もある。
・空路及び鉄道の再開については,感染分析,感染者増加率,感染レベルといった統計に基づいて決定される。最も重要なのは,制限措置は段階的に解除しなければならないということである。また,解除された措置は,別途の(より緩和された)措置によって補填されるだろう。
●産業インフラ発展省民間航空委員会は,国内線の運航再開に関し,5月11日からヌルスルタン市及びアルマティ市発6都市(アクトべ,パヴロダール,タラズ,カラガンダ,タルディコルガン,コクシェタウ)行きの便を再開し,5月13日からヌルスルタン市及びアルマティ市発2都市(コスタナイ,ウシャラル)行きの便を再開すると発表しました。同便のフライトスケジュールは,「エア・アスタナ」,「SCAT航空」,「Qazaq Air」のホームページに発表されます。これらの便の運航に際しては,PCR検査陰性証明書の提出を含む衛生検疫対策が維持されます。
●「エア・アスタナ」社は,非常事態体制終了後,以下の国内線の運航を順次再開すると発表しました。これらの便は航空機AirbusA320/321及びEmbraer E190-E2によって運航されます。
・アルマティ発アクトベ・クズルオルダ行き:5月12日〜
・ヌルスルタン発アクトベ・クズルオルダ行き:5月13日〜
・アルマティ発オスケメン(ウスチカメノゴルスク)行き:5月13日〜
・ヌルスルタン発オスケメン(ウスチカメノゴルスク)行き:5月14日〜
●当館領事メールのバックナンバーは以下のページから参照できるようになっています。
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0007
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(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)
○在カザフスタン共和国日本国大使館
住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district
"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan
電話:+7 (7172) 977-843
FAX :+7 (7172) 977-842
○日本外務省領事サービスセンター
電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903
(日本外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)
(内線)2851
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)
(内線)3047