4月24日(金)午後7時20分頃,在留邦人女性がサンティアゴ市プロビデンシア区内の歩道上において,徒歩にて帰宅途中,直前に停車した車両1台の脇を通り過ぎようとしたところ,同車両助手席ドアから降車してきた20代くらいの男性2人が左側方から邦人女性に近づいて無理矢理押し倒し,1人がパスポート,現金等在中のリュックサック,左手に所持していた携帯電話を,他の1人が右肩から掛けていた手提げ鞄を強奪し,車両に戻って逃走した(運転手は乗車したままと思料)。邦人女性は,押し倒され強奪された際に,右親指の切り傷,右腕打撲の軽傷を負った(犯人は武器の使用はなかったが,マイナスドライバーを所持していた)。
上記のように,サンティアゴ市プロビデンシア内の歩道上において強盗被害が発生しています。人通りの少ない道は極力避けるようにし,万が一,強盗被害に遭ってしまった場合は,命を守ることを優先し,絶対に抵抗しない,犯人と目を合わせない等ご留意ください。
また,保健省職員になりすまし,各家庭を訪問して金品を強奪する等新型コロナウイルスの感染拡大に乗じた犯罪や経済の不況に伴う一般犯罪等が増加し,治安が悪化する可能性もありますので,安全のための三原則「目立たない,行動を予知されない,用心を怠らない」,以下の安全対策等に留意して行動するとともに,「自分の身は自分で守る」という意識を常に持つようお願いします。
・基本事項
(1)常に周囲を警戒する。
(2)人気のない場所へは行かない。
(3)単独行動は極力控える。
(4)夜間の行動は極力控える。
(5)宝石や腕時計等,高価な物は身につけない。
(6)携帯電話を見せない,路上での使用を控える。
(7)現金,カード等の貴重品は最低限の物を分散所持する。
(8)犯罪情勢について関心を持ち,情報収集を欠かさない。
・生活全般
(1)徒歩での移動は極力控える。
(2)歩行中やショッピング中などには,時々振り向くなど,周囲を警戒していることを態度で示す。
(3)不審な人物が近づいてきたら,直ちにその場から離れる。
(4)手荷物は身体から離さず,特に人混みでは,身体の前面で持つようにする。
(5)白タクは利用しない,流しのタクシーは極力控える(アプリを利用)。
(6)公共交通機関の利用時は注意。
(7)生活パターン(出勤時間,通勤ルート等)に変化をつける。
(8)銀行で現金を引き出した時は尾行に注意。
・在宅時
(1)施錠の徹底。
(2)必ず覗き穴やインターフォンで来訪者を確認してから,ドアを開ける。
(3)訪問販売や予定のない工事関係者等アポイントのない来訪者を家に入れない。必要性がある場合は,身元確認を徹底の上,可能な限り管理人と一緒に来させる。
・車両運転時
(1)車の乗降,信号等での停車時は周囲を警戒。
(2)乗降時スキを作らない(鍵の準備,荷物の整理等)。
(3)危険な場所に駐車しない(有料駐車場の利用,照明の付近等)。
(4)走行中は窓を閉鎖,ドアを施錠する。
(5)不測事態発生時は周囲を警戒(犯人の工作の可能性)。
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在チリ日本国大使館 領事部
住所:Ricardo Lyon 520, Providencia, Santiago, Chile
電話:(+56-2) 2232-1807
FAX:(+56-2) 2232-1812
メール:consuladojp@sg.mofa.go.jp