モプチ州におけるクリミア・コンゴ出血熱の発生(2月7日(金))

マリ中部モプチ州地方保健局によれば,モプチ州ドゥエンザ圏ケラ(Kera)において,クリミア・コンゴ出血熱が発生し,14名の疑い患者のうち7名が死亡しております。

モプチ州におきましては,「海外安全ホームページ 危険情報」により「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。」に指定しております。よって,厳に渡航は止めてください。

1 クリミア・コンゴ出血熱の発生状況

マリ・保健社会問題省が発表した疫学週報(1月27日から2月2日)によれば,出血熱(クリミア・コンゴ出血熱以外の出血熱も含む。)の疑い患者がマリ中部モプチ州にて14名との報告です。

モプチ州地方保健局によれば,モプチ州ドゥエンザ圏ケラ(Kera)において,クリミア・コンゴ出血熱が発生し,14名の疑い患者のうち7名が死亡しております。

2 海外安全ホームページ危険情報

モプチ州におきましては,「海外安全ホームページ 危険情報」により「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。」に指定しております。よって,厳に渡航は止めてください。

3 クリミア・コンゴ出血熱について

(1)感染源

ウイルスを保有したマダニに咬まれたり、ウイルスに感染した動物(特にヒツジなどの家畜)や人の血液等に接触することにより感染します。中国西部、東南アジア、中央アジア、中東、ヨーロッパ、アフリカで発生がみられます。

(2)症状

2〜9日の潜伏期間ののち、発熱、関節痛、発疹、紫斑(出血)、意識障害などの症状がみられます。症状出現後2週間ほどで約30%が死亡します。回復する場合は、症状出現後9〜10日で症状が改善します。

(3)治療方法

特別な治療法はなく、症状に応じた治療が行われます。

(4)予防方法

ワクチンや予防する薬はありません。

草の茂ったマダニの生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボンを着用し、素足でのサンダル履き等は避けるなど、ダニに咬まれないよう注意してください。また、家畜にむやみに触れないよう心がけてください。

(参考情報)

厚生労働省検疫所

  https://www.forth.go.jp/index.html

国立感染症研究所

  https://www.niid.go.jp/niid/ja/

(問い合わせ先)

○外務省領事局政策課(海外医療情報)

  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1

  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5367

  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1

○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)

  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1

  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

○外務省 海外安全ホームページhttps://www.anzen.mofa.go.jp/

     (携帯版) http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp

(現地大使館連絡先)

○在マリ日本国大使館

  住所:Avenue du Mali,devant le Ministere de l’Economie et des

Finances, Hamdallaye ACI2000, Bamako Mali

  電話(市外局番なし)4497-9220

  国外からは(国番号:223)4497-9220

  FAX:(市外局番なし)4490-4947

  国外からは(国番号:223)4490-4947

  緊急携帯電話(夜間、休館日):(市外局番なし)6675-3326

  国外からは(国番号:223)6675-3326

  ホームページ:http://www.ml.emb-japan.go.jp/j/index.html