デュッセルドルフ総領事館:日本デーにおける各種安全対策について

5月26日(土)、デュッセルドルフ市において日本デー(Japan-Tag)が開催されます。治安当局は、関係機関と協力してイベントの安全確保に向けた警備に努めることとしていますが、皆様も各自、十分な安全意識を持ち、以下の点を参考にして身の安全の確保に努め、イベントをお楽しみください。

●雑踏事故への注意

昨年の日本デーには約65万人の来場者がありました。混雑時には非常に多くの人が狭い空間に集中し、身動きが取れなくなったり、他者と密着する状況が予想されます。大勢の人混みの中では将棋倒しのような事故も起こりえますので、周囲の状況に十分にご確認ください。

特に、ライン川沿いの遊歩道(Rheinuferpromenade)に一部狭くなる場所(Holz-Bruecke:ライン川と旧市街とをつなぐ東西の小道が遊歩道の下を通っており、遊歩道上は橋の形状となっている)においては、歩行者が集中する傾向があります。

●すり、置き引きへの注意

不特定多数の人が密集しているため、すりの発生のリスクが高くなります。貴重品はなるべく持たないか、分散して所持するよう注意が必要です。荷物を持っている場合、体の前に荷物を持つなどして(リュックサックは避けるのが賢明です)盗難防止に努めてください。また、カフェ等で休憩する場合も、テーブルや椅子等に置いた荷物からは目を離さないようご注意ください。

例年、ボランティアの方がブースやテント内に置いておいたバッグを盗まれる等の被害が発生しております。荷物は体から離さないようご注意ください。

●テロ等に対する注意

治安当局によると、現時点、日本デーに伴うテロ等に関する情報はなく、また、警察や警備会社による現場における対策も徹底するとのことです。他方、何らかの異変を察知した際には、ご自身の安全確保を最優先に行動してください。その後、近くの警察やイベント関係者へ通報していただくようお願い致します。

●反捕鯨デモに対する注意

毎年日本デー当日、市内ケーニヒス・アレーを中心に日本の捕鯨政策に反対するデモが行われております。警察による警備は行われますが、市内でデモ隊と遭遇した際には興味本位で近寄ったりしないようお勧めいたします。

●イベント終了後における注意

花火が終了した後、多くの人が一斉に帰路につくため、会場付近の地下鉄駅(特にHeinrich-Heine-Allee駅)は電車利用者等が溢れかえる事態が予想されます。人混みによっては駅が封鎖されることもあり、予期せぬ事態に巻き込まれる可能性もありますのでご注意ください。なお、ラインバーンによりますと、当日は深夜まで電車やバスの便数を増やすなど対応するとのことです。

さらに、花火終了後の深夜帯になると、旧市街に酩酊者(集団)が多く徘徊し、警察と揉み合いになる姿が多く見られます。それらの酩酊者からは、なるべく距離を保ち安全にご帰宅されるようお願い致します。

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デュッセルドルフ日本国総領事館