南ドイツにおける薬物犯罪情勢

 ルートヴィヒスブルク警察本部のプレスリリース「アウトバーン・サービスエリアにおける薬物検問結果」について、メールマガジン第504号によりお知らせいたします。

1.概要

 バーデン=ヴュルテンベルク州ルートヴィヒスブルク警察は、3月28日(水)9時から17時までの間、A8号線サービスエリア「Sindelfinger Wald」において、交通警察官20人体制により、車両110台、運転手等148人に対する薬物検問を実施した。

 その結果、7人の運転手から、大麻、コカイン、アンフェタミンの使用容疑が判明した。ある運転手(32歳)の検査結果からは、コカイン、大麻アンフェタミンメタンフェタミンの全てについての陽性反応が検出された。

 また、車内検査の結果、2台の乗用車から、合計17グラムの大麻が発見された。

 これら7人の薬物使用容疑者については、交通違反処分として、罰金500ユーロ、点数2点及び1箇月の運転免許停止のほか、薬物取締法違反により刑事告発されることとなった。

 更に、薬物犯罪のほか、28人の運転手から、無免許運転、無車検車両運転、貨物車の過積載運転等の法令違反も判明した。

2.本件プレスリリース(ドイツ語)

 https://www.presseportal.de/blaulicht/pm/110974/3904275

3.当館からの注意喚起

 本件プレスリリースによれば、車両110台中7人の運転手(約6.4%)から、大麻、コカイン、覚醒剤の使用容疑が判明したとのことです。

 また、南ドイツでは、日本国内に比べると、格段に多くの薬物犯罪が検挙されています。(平成28年中の人口10万人当たりの薬物犯罪検挙件数は、日本国内との比較で、ミュンヘン約37.8倍、シュトゥットガルト約51.8倍、ハイデルベルク約40.7倍、カールスルーエ約38.2倍、ニュルンベルク約59.1倍でした。)

 皆様におかれましては、こうした薬物犯罪情勢を念頭に置きつつ、「ここは日本ではない」ということを再認識するとともに、周囲の状況に一層注意を払うなどの安全対策にご留意ください。

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