○ 11月10日(金)頃は、シーア派の宗教行事チェヘラム「Chehlum」に当たります。
○ 期間中は宗教施設や行事の行われている場所に極力近づかないように注意して下さい。
1 11月10日(金)頃は、イスラム教シーア派の宗教行事チェヘラム「Chehlum」(預言者ムハンマドの孫フサインが殺害されたとされる命日「アシュラ」から40日目に実施される喪明けの儀式で、シーア派にとって重要な宗教行事のひとつ。)に当たり、多数の関係者が同宗教行事に参加することが予想されます。カラチでは10日(金)に多数のシーア派教徒が下記の順路を行進する予定です。
行進開始:午後1時(午前中にカラチ市各所から参加者が集まります)
順路:ニシュタル公園→MAジンナー通り→サダル地区(エンプレスマーケット前)
→イラニアン・フセイニアン礼拝所
また、過去にはこの宗教行事を巡り、シーア派とスンニ派の間で死傷者を伴う衝突が発生しております。
2 現在までのところ、チェヘラムに関する脅威情報は確認されていませんが、同宗教行事に集まった人々を標的としたテロが発生する可能性もあります。
3 つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、以下の注意事項を参考に、ご自身及びご家族の安全に十分配慮した行動を心掛けていただけますようお願いいたします。特に、モスクや聖者廟等の宗教施設及び宗教行事が開催されている場所には近寄らないよう注意して下さい。
(1)当地の各種報道等より最新の安全情報を入手するようにし、安全な行動を心掛ける。
(2)宗教行事や集会が行われている場所には、決して近づかない。
(3)移動途中等に集会等に遭遇した場合には、速やかにその場から離れる。
(4)攻撃の標的となりやすい場所(宗教関連施設、宗教行事開催場所、政府機関、軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等))には出来るだけ近づかないようにし、その他の場所(国連関係機関、米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、レストラン、マーケット、報道機関、駅、バス停、大型商業施設等)での用事についても、短時間で効率的に行なうように心掛け、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知した場合には、速やかにその場から離れるようにする。
4 地域にもよりますが、携帯電話の利用制限が実施される可能性もありますので、他の連絡手段の確保に努めて頂きますようよろしくお願いいたします。
5 なお、上記注意点以外にも、外務省広域情報など当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。
○ 広域情報(イスラム教シーア派の宗教行事「アルバイーン」に伴う注意喚起):
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2017C226.html
○ 当館ホームページ:
http://www.pk.emb-japan.go.jp/indexjp.htm
○ 外務省海外安全ホームページ(パキスタン):
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2017C226.html
○ 在留届及び「たびレジ」への登録のお願い
海外渡航前には、万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにして下さい。3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え、必ず在留届を提出してください。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html
また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)
○ 緊急時の連絡先:(92−21)3522−0800(在カラチ日本国総領事館代表)
このメールは,在留届にて届けられたメールアドレスに自動的に配信されております。
【問い合わせ先】
在カラチ日本国総領事館
電話:021-3522-0800 FAX:021-3522-0820
メール:japan.consulate.karachi@kr.mofa.go.jp