注意喚起:誘拐事件の連続発生について

報道によれば、11月に入り、チリ国内で企業家を含む4件の誘拐事件が立て続けに発生しています。

誘拐予防のためには、自らの身は自ら守る心構えを持ち、誘拐の危険度に応じた対策(通勤時の安全対策、住居の警備強化、日常行動上の注意等の総合的な対策)をとることが重要です。

海外で安全に暮らすためには次の3原則が重要です。「目立たない」、「用心を怠らない」、「行動を予知されない」を心がけ、日頃から行動パターン(通勤時間、使用する道や施設)を常に変え、狙われにくくすることが重要です。

また、配車アプリのドライバーによる誘拐事件が発生しているため、配車アプリの利用に際しては、信頼のおける配車アプリを利用し、乗車前に依頼した車両ナンバーとドライバーの本人確認を行った上で乗車する、夜間の利用は控える等、利用にあたり十分注意してください。

1 事件概要

11月5日(日)午後10時30分頃、サンティアゴ市ウエチュラバ区で、配車アプリを利用した24歳の男性が、配車アプリのドライバーとその共犯者に短時間誘拐される事件が発生しました。

 

11月8日(水)午後1時頃、オイギンス州ランカグア市で、チリ人の企業家が誘拐される事件が発生しました。

11月10日(金)午前1時頃、タラパカ州イキケ市で、チリ人の若者が誘拐される事件が発生しました。

11月10日(金)午後7時30分頃、タラパカ州イキケ市で、ボリビア人の若者が誘拐される事件が発生しました。

2 誘拐事件の種類

誘拐事件には、被害者を短時間拘束して所持金や貴重品を奪い、或いは、被害者のキャッシュカード等を用いてATM(現金自動預払機)から現金を引き出すことを目的とした「短時間誘拐」、資産家や企業家等をねらった「身代金目的誘拐」があります。

3 誘拐対策の詳細について

外務省海外安全ホームページにおいて、パンフレット「海外における脅迫・誘拐対策Q&A」を掲載しておりますので併せて御参照ください。    

https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_04.html