【犯罪情報】携帯電話会社社員を名乗る者からの詐欺被害について

【ポイント】

●先日、携帯電話会社社員を名乗る者から「あなたのMOMO(モバイルマネー)アカウントに誤って他人のお金がチャージされている。そのお金を戻してほしい。」などと言われ、送金してしまう被害が発生しました。

●電話帳登録のない番号からの着信は、「詐欺の可能性」に警戒し、電話に出ないこともご検討ください。

●万が一、同様の被害に遭ってしまった場合は、速やかに警察に届け出てください。

【本文】

●先日、在留邦人の方が、見知らぬ携帯電話番号から着信があり電話に出てみると、携帯電話会社MTNの社員を名乗る者で「あなたのMOMO(モバイルマネー)アカウントに誤って他人のお金がチャージされている。そのお金を戻してほしい。」などと話をされました。着信側は全く身に覚えがなく、不審な電話と気づいたため、繰り返し支払いを断りましたが、相手側は電話会社社員を名乗る者、警察官を名乗る者等、複数の者が代わる代わる電話口に出ては執拗に支払いを迫り、最終的には相手側の電話番号に送金してしまいました。

●当時、電波状況が悪かったこともあり、途中で度々通話が途切れましたが、相手側は最初の着信時とは違う複数の電話番号も使って電話をかけ、被害者側が無視しても電話に出るまで執拗に電話をかけ続けるなど、相手側は一度狙いを定めたら、被害者に送金させるまでしつこく追い詰めます。

●送金後、被害者が携帯電話会社MTNに問い合わせたところ、「同社ではそのような電話をかけることはあり得ない」との回答であり、やはり何者かが電話会社社員等をかたって特殊詐欺を敢行したものと判明しました。

●特殊詐欺に遭わないためにも、まず、電話帳に登録のない着信があった場合は、「詐欺の可能性がある」として十分に警戒し、場合によっては電話に出ないこともご検討ください。

●本件のように、携帯電話会社職員を名乗る者であれば、相手の名前や肩書き、所属等を確認し、いったん切って折り返し電話をするなどの対策をとってください。

●たとえ被害者側が語学や現地事情等に自信があっても、相手側は集団で狙ってくるため、単独で応戦することは難しく、必要以上に相手と関わることは避けてください。また、外国語でまくし立てられても、中途半端に返事をすることなく、「外国人なので話が分からない。警察に電話します。」などと毅然と断ることが大切です。

●万が一、同様の被害に遭ってしまった場合は、速やかに警察に届け出てください。

●今回の事例について、家庭や職場において共有していただき、お互いに声をかけながら気をつけてお過ごしください。

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※昨年5月11日付けの領事メールでお知らせしました「閉館時間帯における当館領事班の連絡先(+250-788-385-406)」については運用を見直し、閉館時間帯の連絡先は上記の領事班電話番号(+250-788-385-404)に統一しました。