【要旨】
●現在、熱帯暴風雨が勢力を拡大しながらフロリダ半島に接近しています。
●フロリダ半島到達時には、カテゴリー3以上の重大ハリケーンになることが予想されており、既に複数の地域で高潮警報やハリケーン警報が発令されています。
●危険が予想される地域への外出は控えてください。また、該当地域にお住まいの方などは、報道等により関連情報の収集に努めるとともに、直ちに被災防止等に必要な物資の調達、安全な地域への避難などの必要な措置を講じてください。
【本文】
1 8月28日午前10時現在、熱帯暴風雨(Tropical Storm)「イダリア(Idalia)」がキューバの西方からフロリダ半島方向に向けて北進しています。
2 米国立ハリケーン・センターの予報によると、この熱帯暴風雨は本日中にハリケーンとなり、29日の夜から30日未明にはカテゴリー3以上の重大ハリケーンとなってパナマ・シティからタンパの間に上陸すると予想されています。
3 すでに下記のとおりフロリダ半島西側沿岸には各種警報が発令されています。
○ 高潮警報:タンパ湾を含むOchlockonee RiverからEnglewood
○ ハリケーン警報:タンパ湾を含むOchlockonee RiverからLongboat Key
○ 熱帯暴風警報:Longboat KeyからChokoloskee
4 高潮警報が発令されている地域では、海岸線から内陸に向かう増水により浸水の可能性があります。また、ハリケーンの通過が予想される地域においては、内陸部においても建物への浸水、道路の冠水、河川の氾濫などの危険があるほか、空港や道路の封鎖などの可能性もあります。
5 危険が予想される地域への外出は控えるとともに、安全な地域への避難を検討してください。また、下記を参考に被害防止等に早めに必要な対策を講じてください。
○ ハリケーン接近時
・テレビやインターネット等で正確なハリケーン情報を把握する。
・最低でも1週間分の水、食料、日用品を用意する。(水は1人1日1ガロンが目安)
・バスタブや使っていない入れ物に水道水を貯める。(トイレ・洗濯・風呂用)
・外にある植木鉢やごみ箱等、風に飛ばされそうな物を家の中に入れる。
・ベニヤ板などで窓を補強する。
・自家用車のガソリンを満タンにする。
○ ハリケーン通過中
・窓やドアから、なるべく離れる。
・暴風雨が止んでも、すぐ外に出ない。
・停電時は、エアコンや電熱器等の電気製品のスイッチを切る
○ ハリケーン通過後
・政府の外出禁止令が解除されるまでは外に出ない。
・切れた電線による感電の危険があるので、水溜りは通らない、車を運転中も切れている電線の注意を怠らない、運転中の電線が車の上に落ちてきたら、止まらずそのまま運転し、仮にエンストした場合は、カギを抜かずそのまま車内で救助を待つ。
・道路に水が溢れている場合(特に夜間の運転時)は、道路と水路の境目が分かりにくいので、転落しないようなるべく道路中央を通る。また、電柱等が倒れる可能性があるほか、障害物が散乱していることを考慮して予測運転を心がける。
・人体に害を及ぼす可能性のある害虫等に注意する。
6 関連情報の収集にあたっては、米国気象当局や当館のホームページを参照してください。
○ ハリケーン・センター
○ 当館HP(ハリケーン対策)
https://www.miami.us.emb-japan.go.jp/itpr_ja/info_hurricane.html
【在マイアミ日本国総領事館】
Consulate General of Japan in Miami
80 S.W. 8th Street, Suite 3200, Miami, FL 33130
電話:305-530-9090 FAX:305-530-0950