ポートモレスビーにおける暴力事件増加に伴う注意喚起

パプアニューギニアにお住まいの皆様及び渡航中又は渡航予定の皆様へ

 6日付警察発表によれば、マニング警察長官はポートモレスビー市内での暴力事件増加を受けて、浮浪者を一掃するための取締規制法の執行を求めている旨発表しています。

 報道でも取り上げられているとおり、4日(月)、コキ地区で、警備員が略奪に関与した若者1名を殺害したことを発端に暴動が拡大し、同地区の住民が商店を破壊及び走行中の車両を襲撃する事件が発生しております。本事件は警察が直ぐに対応したため、事態は沈着化しており、本日までに同事件に関与した56名が逮捕されておりますが、同地区では頻繁に部族間闘争も発生しており、再び治安が悪化する可能性は否定できません。

 これらの暴力事件増加を受けて、同警察長官は浮浪者を一掃するための取締規制法の執行が必要だと訴えており、同警察長官はティアマリリ国内治安大臣と協議の上、規制法を執行する選択肢を更に検討すると述べています。今後、規制法が執行された場合、不法居住区等の住民を強制的に逮捕することも考えられ、こうした規制を巡って市民が暴徒化する恐れもあります。特にポートモレスビーに滞在中の皆様におかれましては、市中における突発的な治安悪化に十分ご注意いただくとともに、外出の際には引き続き周囲の安全状況に気を配り、身の安全を最優先に行動いただきますようよろしくお願いいたします。

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