● Load sheddingと呼ばれる計画停電が頻発かつ長時間にわたり実施され、改善の兆しは見られません。大規模な完全電力消失(ブラックアウト)の可能性も指摘されています。
● 停電により短時間で非常に困難な状況に置かれる可能性も否定できないため、平素から生活及び安全面の対策を講じてください。
1 2月9日、南ア政府は、電力供給上の制約が深刻となっていることに鑑み、「国家的災害事態」を宣言しました。
その後も、Load sheddingと呼ばれる計画停電が頻発かつ長時間にわたり実施され、改善の兆しは見られません。大規模な完全電力消失(ブラックアウト)の可能性も指摘されています。
かかるなか、当地では発電所における障害や電線窃盗等事件・事故による停電が頻発しているため、仮にブラックアウトが発生していたとしても、一般市民がそのことの認識ができるまで相当な時間を要する可能性があります。そのため、充分な準備ができないうちに、音声通話、インターネット等の通信が途絶えるなど短時間で以下2のように非常に困難な状況に置かれる可能性も否定できません。ついては、平素から、以下3のような行動計画・準備をお願いします。
2 ブラックアウトが発生した場合、家電製品に頼った日常生活が困難となるのみならず、以下の状況が発生する可能性があります。
・通信障害/通信途絶
・断水、下水機能の停止(場合によっては下水の逆流)
・食料品、日用品の供給不足
・カード決済停止、ATM機停止
・公共照明や信号機の停止
・交通渋滞、交通混乱、交通機関の運休(空港・海港含む)
・ガソリン等燃料の枯渇
・住宅・会社内の警備機器の停止
・治安の悪化(略奪、騒乱等の可能性)
・医療サービスにおける障害(救急車の手配等への影響を含む)
3 つきましては、特に以下の点につき注意し、生活及び安全面の対策を講じてください。
(1) ブラックアウト等長期間の停電時に向けた行動計画を事前に策定しておく(含む、子供が学校にいる等家族が別々の場所にいる時に発生した場合の行動計画)。
(2) 平素から回転備蓄を行い、長期保存可能な食品、飲料水、生活用水、日用品を備蓄しておく。
(3) 常備薬、処方薬をやや多めに備えておく。近隣の医療機関の場所を確認しておく。
(4) 現金、旅券等貴重品をすぐに持ち出せるよう整えておく。
(5) 大切な連絡先等を紙媒体でも記録・携帯しておく。
(6) ジェネレーター等発電機能を備え、安全が確保できそうな場所を事前に調査しておく。
(7) 懐中電灯、バッテリー等を準備しておく。
(8) 旅行者は一旦宿泊先のホテル等に戻り安全を確保する。旅行前にたびレジに登録しておく。
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●在南アフリカ日本国大使館
H P: http://www.za.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
住 所: 259 Baines St, Cnr Frans Oerder St, Groenkloof, Pretoria
電 話: +27 12 452 1500 領事・警備
メール: consul@pr.mofa.go.jp
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