テロ等に関する再注意喚起

【ポイント】

○2022年11月にイスラム武装勢力パキスタンタリバン運動(TTP)」が政府と結んだ停戦の破棄を宣言し、武装勢力に対しパキスタン全土で攻撃を再開するよう声明を出して以降、アフガニスタンとの国境地域を中心に、パキスタン国内の一部で軍や治安機関に対する襲撃事案が発生しています。

パキスタンにおけるテロは2014年以降、減少傾向にありましたが、昨年から若干の増加傾向に転じています。

○ 皆様におかれましては、2022年12月28日に発表したスポット情報(パキスタンにおけるTTPの停戦破棄に伴う治安情勢に係る注意喚起)に留意していただき、あらためて安全な行動を心がけてください。

【本 文】

1 2022年11月28日、イスラム武装勢力パキスタンタリバン運動(TTP)」は政府と結んだ停戦の破棄を宣言し、武装勢力に対しパキスタン全土で攻撃を再開するよう声明を出して以降、アフガニスタン国境地域を中心に、パキスタン国内の一部で軍や治安機関に対する襲撃事案が発生しています。

2 同宣言の直後となる11月30日には、バロチスタン州クエッタのバレリ地区において、ポリオ予防接種キャンペーンチームを警護していた警察車両が標的とされ、4人が死亡、25人以上が負傷する自爆テロが発生しました。

3 12月23日にはイスラマバードのI−10/4地区においても、ラーワルピンディーからイスラマバードに入る車両の検問所において、警察官ら複数人が死傷する自爆テロが発生しました。

4 2014年以降減少傾向にあったテロは昨年から若干の増加傾向に転じており、各種報道によると、特にKP州、イスラマバード首都圏、パンジャブ州の各治安機関はテロ対策のため、警備を強化しています。

5 在留邦人の皆様におかれましては、2022年12月28日に発表したスポット情報(パキスタンにおけるTTPの停戦破棄に伴う治安情勢に係る注意喚起)に留意していただき、あらためて以下の安全な行動を心がけてください。

(1)テロ攻撃の標的となりやすい場所(政府機関、軍・警察等治安当局施設、検問所、宗教関連施設等)には出来るだけ近づかないようにし、その他の場所(レストラン、マーケット、大型商業施設等)での用事についても、テロの標的となり得ることを認識し、短時間で効率的に行うように心掛け、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知した場合には、速やかにその場から離れるようにする。

(2)各種報道等により最新の安全情報を入手する。

(3)宗教行事や集会が行われている場所には、決して近づかない。

(4)移動途中等に集会等に遭遇した場合には、速やかにその場から離れる。

6 上記注意点以外にも、外務省広域情報など当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。

○ 当館「安全情報配信用ツイッター

https://twitter.com/CGJapanKRC_SFT

○ 当館ウェブサイト

http://www.kr.pk.emb-japan.go.jp/j/

○ 外務省海外安全情報ウェブサイト(パキスタン

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_011.html#ad-image-0

○ 緊急時の連絡先

在カラチ日本国総領事館 電話(+92-21)3522-0800~11

【問い合わせ先】

在カラチ日本国総領事舘

電話:021-3522-0800~11 FAX:021-3522-0820

メール:japan.consulate.karachi@kr.mofa.go.jp