タクシー強盗・ホテル内の盗難にご注意下さい(注意喚起)

1 昨今、当地において邦人渡航者が被害を受けた事例と、同種の被害に遭わないための対策について、以下のとおりご案内いたします。物価の上昇や為替の急落など、エジプトの経済情勢が不透明な中、こうした犯罪行為はいつでも発生することが懸念されます。特にパスポートを紛失する場合、出国に大きな支障が生じますので、十分ご注意ください。

【事例1】

オート三輪タクシー(いわゆる「トゥクトゥク」)に乗車したところ、人通りの少ない暗がりに連れて行かれ、若い男二人がかりでパスポート等の貴重品が入ったバッグを強引に奪われ、持ち去られた。

【事例2】

宿泊していたホテルの室内に貴重品を置いたまま外出し、部屋に戻ったところ貴重品が盗まれていた。

2 対策

(1)トゥクトゥクは車両登録、運転免許の制度が未徹底であることから、10代前半位の若年者が運転していることも珍しくなく、また車両の構造上、停車中の不審者の乗り込みや、座席に置いた荷物の盗難が容易など、様々な意味で安全上のリスクがある事を認識の上、まず利用の是非を慎重に検討してください。

(2)クレジットカードや現金などの貴重品を持ち歩く際は、一つの荷物にまとめずに複数の荷物に分散して持つことで、万一の場合の被害の軽減が期待できます。

(3)宿泊中のホテルから外出する際は、貴重品は室内の目に付きやすい場所に置き去りにせず、セーフティーボックスや鍵の掛かるスーツケース内など、最低限、人目に触れない場所に保管して下さい。但し、ホテル側はセーフティーボックスの解錠は可能であり、またスーツケースの鍵を壊されて内部の貴重品が盗まれた事例もあるので、何れの方策も万全ではないことを認識の上、所属先など信頼できる一時預け先がある場合には協力を依頼する、やむを得ず個人で持ち歩き管理する場合には肌身離さず保管する等、必要に応じて取り得る対策を講じてください。

(4)エジプト政府は入国時に使用したパスポートで出国することを出入国管理の原則としているため、パスポートの盗難被害に遭い当館で新たなパスポート、または帰国のための渡航書の発給を受けた場合(或いは有効期限切れ等で新たなパスポートに切り替えた場合も同様です)、エジプト政府当局で所要の手続きを行わない限り、出国が許可されませんので十分ご注意ください。詳細は以下の当館ホームページをご参照ください。

(参照アドレス:当館ホームページ「パスポートの申請」)

https://www.eg.emb-japan.go.jp/itpr_ja/r_passport.html#egypt

3 当地に滞在する上での安全上の注意事項をまとめた、「安全の手引き」を当館ホームページで公開しておりますので、併せてご参照ください。

(参照アドレス:当館ホームページ「安全の手引き」)

https://www.eg.emb-japan.go.jp/itpr_ja/r_safety_handbook_2.html

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在エジプト日本国大使館 領事部

TEL: 02-2528-5910

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Email: ryoji@ca.mofa.go.jp

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