FIFAワールドカップ・カタール大会開催に伴う注意喚起

●カタールで開催されるサッカーワールドカップ観戦のためにオマーン及びカタールに滞在する場合は、イスラム教及びその風俗・習慣を尊重した行動を取るよう心がけてください。

●旅先での病気、事故、窃盗被害等のトラブルに備えて、海外旅行保険への加入をお願いします。

●最新の安全情報や緊急時の連絡を受信できるよう、「たびレジ」に登録してください。

１１月２０日から１２月１８日までカタールで開催される２０２２ＦＩＦＡワールドカップ観戦のためオマーン及びカタールに滞在する場合は、以下の点にご注意ください。

１　オマーン滞在の注意事項

（１）レストラン、バー等の指定された場所以外での飲酒は違法です。

（２）軍事施設、遺産・観光省指定施設等は旅行制限区域となっています。

（３）写真撮影については、軍事施設、空港、港湾設備、国境（出入国管理事務所付近）、政府高官居住地域や大使館を除いては原則として自由です。ただし、人物（特に女性や子供）を撮影する場合には、トラブルを避けるためにも事前に本人の承諾を得てください。

（４）麻薬の所持、使用は禁止されています。違反した場合は厳重に処罰され、長期間収監や罰金刑が科される場合があります。

（５）外出の際は、パスポートなどの身分証明書を携行することが必要です。

（６）国王に対する不敬行為（侮辱的行為、批判等）は重い罰を受けます。また、警察官等治安当局者に対する不適切な言動や誤解を与えるような態度も厳禁です。一般市民に対してであっても、不用意な言動のみで被害届を出されることもありますので、注意が必要です。

（７）法律で同性愛は禁じられており、逮捕のうえ収監（1〜3年）される可能性があります。女装については、逮捕のうえ罰金（100〜300オマーンリアル）、収監（1か月〜1年間）、或いは罰金・収監両方の可能性があり、女装写真をSNSに投稿した場合には、逮捕のうえ罰金（100〜300オマーンリアル）、収監（10日間〜1か月）、或いは罰金・収監両方の可能性があります。

（８）自動車は右側通行です。幹線道路や高速道路は片側2車線から3車線あり、道幅も広く、比較的運転はし易いですが、一部の交差点では英国式のラウンド・アバウト（ロータリー式の信号を使わない交差点交通システム）が採用されているため、慣れない場合は通行に注意が必要です。また、頻繁な道路工事による渋滞の増加や、割り込み等交通法規を遵守しないドライバーの増加で交通事故が日常的に発生しています。人口10万人当たりの交通事故死亡者数（死亡率）は日本の約4倍にものぼります。

（９）砂漠等、場所によっては、携帯電話が脆弱な地域があるため、遠出の際には万が一に備え、宿泊先に具体的な行き先を伝えておくことをお勧めします。

○参考：オマーン外務省ＨＰトラベルアドバイス

https://fm.gov.om/visitors/travel-advice-for-visitors/

２　オマーンへの入国要件等

現在、オマーン入国に際しては、コロナ検査陰性証明書及びワクチン接種証明書並びにコロナウイルス療養費（１カ月分）を保障する医療保険証書の提示

は不要です。入国要件は突然変更等されることがありますので、渡航前に必ずご利用の航空会社や出発国のオマーン大使館に最新情報を確認してください。

○参考：オマーン外務省ＨＰ入国査証

https://fm.gov.om/visitors/entry-visas/

３　カタール滞在の注意事項

在カタール日本国大使館ホームページ内のワールドカップ特設サイトを参照し、滞在や観戦に必要な情報を入手してください。情報は随時更新されますので、最新情報の入手につとめてください。

https://www.qa.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00386.html

４　海外旅行保険への加入