新型コロナウイルス感染のルーマニアにおける現状等について(警戒事態の延長等)

ルーマニア政府は、11月8日までとなっていた現行の警戒事態を12月8日まで30日間延長しました。

ルーマニアでは、感染者数、死亡者数、集中治療室患者数が、これまでの最多を更新していましたが、最近は徐々に減る方向にあります。しかし、病床数の確保が難しい状況は継続しているとの報道もありますので、感染防止に万全の注意をしてください。

1. 警戒事態の延長

(1)ルーマニア政府は11月8日までとなっていた現行の警戒事態を12月8日までの30日間延長しました。現在の各種規制からの大きな変更はない模様です。今後、皆様の滞在に影響するものが発表された場合は、追ってご案内いたします。

国家緊急事態委員会決定第101号原文リンク(政府決定の基になったもの)

https://www.gov.ro/fisiere/pagini_fisiere/HCNSU_nr._101_din_08_11_2021_prelungire_alerta.pdf

政府決定第1183号原文リンク

https://www.monitoruloficial.ro/Monitorul-Oficial--PI--1070--2021.html

2.ルーマニア国内の新型コロナウイルス感染状況

(1)11月9日13時時点での内務省傘下の戦略コミュニケーション・グループの発表によれば、ルーマニア国内での新型コロナウイルス感染者数は、累積1,718,726人、前日からの増加は7,598人。死亡者数は、累積51,483人で、前日からの増加487人。集中治療室の患者は1,850人となっています。直近14日間の人口1,000人あたりの感染者数は、ブカレスト市で8.89人、イルフォフ県で10.57人、全土では7.36人となっています。

ここ数日は、減少傾向にありますが、これまでの最多となるような急激な増加に伴い、病床数不足や救急車の遅延等が報道されています。また、ワクチン接種済みの方が感染したケースも報告されています。ワクチン接種済みだからといって油断することなく、手洗い・マスク着用・人混みを避けるなどの感染予防に十分注意してください。

この統計は、ルーマニア保健省国立公衆衛生研究所の以下のウェブサイトから最新情報が確認できます。

https://instnsp.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/5eced796595b4ee585bcdba03e30c127

3. ルーマニアへ入国する場合の隔離等の措置

(1)ルーマニアへ入国する場合に隔離等の措置となる、レッドゾーン、イエローゾーン、グリーンゾーンの対象国・地域が、11月4日付国家緊急事態委員会決定第97号で更新されました。直近14日間の人口1,000人あたりの感染者数が0.1人の日本は、グリーンーゾーンですが、EU域外国の扱いとなっているため、入国後14日間の自主隔離を要請されることに変更はありません。

なお、ワクチン接種等ある場合は、免除対象となります。詳細は以下のリンク先を参照してください。

(リンク先中段の「現行の警戒事態期間中の主な規制措置」)

https://www.ro.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00017.html

国家緊急事態委員会決定第97号各ゾーンリストのリンク

http://www.cnscbt.ro/index.php/liste-zone-afectate-covid-19/2789-lista-state-cu-risc-epidemiologic-ridicat-din-05-11-2021/file

【問い合わせ先】

ルーマニア日本国大使館領事部

電話:+40-21-319-1890(大使館が閉館している時間は,業務委託先へ転送されます)

メール:consular@bu.mofa.go.jp

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