(要旨)
シアトル市警のディアズ暫定本部長は8月30日に記者会見を行い、シアトル市内において拳銃発砲事件が増加している旨、以下のとおり発表しました。当地では拳銃使用を伴う事件は、特に夜間帯に発生することが多いため、不必要な夜間の外出は控え、平素から治安の悪い場所には近づかないなどの安全対策をとっていただくようお願いいたします。
●拳銃発砲事件は昨年(2020年)同時期との比較で約100件増加、2019年比では同150件増加している。
●シアトル市警は、2021年に既に約700丁の拳銃を路上にて押収している。
●警察への抗議活動や予算削減を経て、過去1年半の間にシアトル市警の警察官の数は劇的に減少した。現在、パトロールの警察官は勤務時間の60−65%をパトロールに費やしている。
●市民は銃を手放す必要がある。
(本文)
先週、8月26日(木)から28日(土)の間においても、シアトル市ダウンタウン、インターナショナル・ディストリクトを含む市内の複数地域で合計6件の拳銃発砲事件が相次いで発生し、7名が負傷しています(負傷者には流れ弾によるものも含みます)。
当地における拳銃発砲事件は、米国で一般人が銃器を容易に所有できることを背景に、怨恨等によるトラブルを原因にして夜間帯に発生することも比較的多いため、在留邦人の皆様におかれましては、極力、不必要な夜間の外出は控える、トラブルの現場に遭遇した際には速やかにその場を離れる、平素から治安が悪い場所には近付かないなどの安全対策をとっていただくようお願い致します。
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