不法移民増加に伴うラトビア-ベラルーシ国境での非常態宣言の発令について

ラトビア政府は、10日、ラトビア-ベラルーシ国境での非常事態宣言を発令しました。

●期間は8月11日から11月10日までとなっています。

ベラルーシとの国境付近に近づくことのないようにご注意ください。

1 ラトビア政府は、10日、不法移民の増加に伴い取り締まりを強化するため、ラトビア-ベラルーシ国境で非常事態宣言を発令しました。対象となっている地域は、ルーザ(Ludza)、クラースラヴァ(Kraslava),アウグシュダウガヴァ( Augsdaugava)、ダウガウピルス(Daugavpils)です。

2 緊急事態宣の期間は8月11日から11月10日まで3ヶ月間となっています。非常事態宣言の期間中、国境警備隊ラトビア国軍、国家警察は不法な越境を抑止するための手続き及び手段を執る権利を付与されており、万が一不法な越境者を発見した場合には、国に戻すための物理的な力や特別な手段を用いる権利があります。

3 国境警備隊は、正当な理由なしにラトビアベラルーシの国境地帯に近づかないよう呼びかけており、国境から2キロ圏内に立ち入るには国境警備隊が発行する特別な許可証が必要とのことです。トラブルに巻き込まれる可能性も否定できませんので、不必要に近づくことのないようご注意ください。

【参考】

国境警備隊ホームページ

https://www.rs.gov.lv/en/article/government-declares-state-emergency-latvias-border-area

https://www.rs.gov.lv/en/article/state-border-guard-will-not-issue-special-passes-staying-borderland-during-state-emergency-border-area-latvia-belarus

2021年8月12日

ラトビア日本国大使館より

(代表)+371-6781-2001