治安情報:「WhatsApp」を利用したサイバー犯罪(参考)

◎ 報道によりますと、SNSアプリ「WhatsApp」を利用した詐欺犯罪が増加している模様です。直近の事案を御紹介致しますので、ご注意ください。

○ アマゾナス州における「WhatsApp」を利用した犯罪を含むサイバー犯罪は、コロナ禍の社会的隔離状況下でのスマートフォン等の利用増も影響し、105%増加(2019年252件→2020年517件)しています。

○ 事例

 20歳の女子学生Cさんは、「WhatsApp」のアカウントを不正に入手されてしまい、「なりすまし」によって、Cさんの友人・知人に対し、借金の偽装依頼が次々と送られ、個人間送金により総額3,500レアルが騙し取られました。

 事の発端は、以前Cさんが、健康上の理由により航空券をキャンセルしようとした際、手続きが進まず、SNS上にその理不尽さと事案詳細を公開し訴えたことのようです。それを見た犯罪者が、航空会社関係者を装ってCさんにコンタクトし、言葉巧みにCさんの「WhatsApp」のアカウントに必要な6桁のセキュリティー確認番号(PINコード)を聞き出し、それによりCさんのアカウントは不正に複製され、この事件に至った模様です。

○ 犯罪者の手口例

SNS等で標的となる者を探し、抽選で選ばれた、あるいは特別な恩典があると通知をし、セキュリティーコードを聞き出そうとする。

● 標的となる者の画像を使い、異なる携帯電話の番号からその標的者の知人・友人に携帯番号を変更したと通知の上、借金の偽装依頼(個人間送金依頼)をする。

SNS等で掲示された標的者情報から携帯番号を割り出し、その携帯電話会社に連絡し、標的者の携帯番号を他の携帯端末に登録する。そして、その複製された端末で「WhatsApp」にアクセスし、本人になりすまして犯行を行う。

● 特殊なウイルスソフトを使用し、標的者のパソコンやスマートフォン不正アクセスする。

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