新型コロナウイルス対策（公衆衛生省記者会見ポイント：5日）

ベルギーにお住まいの皆様、及びたびレジ登録者の皆様へ

昨日５日11時、公衆衛生省による記者会見が行われましたところ、主なポイントを以下のとおり御案内いたします。

（参考アドレス：ベルギー公衆衛生省による記者会見動画）

https://www.info-coronavirus.be/en/live-pressconferences/　

【冒頭】

●2021年は前向きな変化の年となるだろう。この年初はまだ苦しく、現状は忍耐と根気を求めるものだが、我々全員の努力は徐々にではあるが、より好ましい生活を取り戻す方向に道を開きつつある。かかる状況は、むしろ明白にクリスマス休暇の時にとられた前向きな態度をとり続けさせるだろうと期待する。　

●そのおかげで、今年は、ここ12日くらいの間、感染者数、入院者数、死亡者数共に減少し続けるという状況からスタートしており、クリスマス休暇前と対照的である。テレビや新聞で報じられているように、大半の周辺国はこのような状況にはなく、いくつかの国は酷い状況にあることが分かる。

●ベルギーにおける活動制限措置は、最終的には（in fine）、この数日、数週の間、より強い措置を課した大半の周辺国に比べて軽いものだった。したがってこの数週間、よく理解され、よく適用された努力を続けることが重要。これから仕事や学校での日常生活が戻るため、容易でなないが、、現在の方向性であり続けるために皆さんのモチベーションがますます重要になってくる。

【新規感染者】

●1日当たり平均の新規感染者数は1,582名で、前週と比較して14％減少した。昨日は同27％の減少だったが、これは新規感染者数の減少幅が、比較対象となる期間にクリスマスなどの祝祭が含まれている否かに依存していることによるもの。この減少について様々な手法で説明されうるが、1つは休暇中に検査数が減ったことである。休暇第２週目の検査数は（１日）平均2万5186回だったが、休暇直前の１週間の検査数は１日平均3．8万回と約30％多かった。現在、日常生活へと戻る中で検査数の増加が見込まれ、特に国外での休暇から戻った人々に対する検査により、新規感染者の絶対数の減少ペースが遅くなるが、恐らく陽性率は下がるだろう。

●現在、全ての年齢層で減少が見られる。最も顕著なのは引き続き10歳以下の子供で26％の減少だった。引き続き新規感染者数の大半が活動的な年齢層である20歳から60歳の間にあり、そのピークは29歳周辺である。

●全ての地域で減少しているが、減少のペースに幅があり、最も顕著なのは29％減少したエノー州とナミュール州で、リュクサンブール州では安定している（注：前週比の増減は０％）。1日当たりの絶対数が最多だったのはアントワープ州で、次に東西フランダース州が続いた。

【新規入院者】

●新規感染者数は検査数に依存すると強調したが、新規入院者数はそうではない。幸いにして新規入院者数は減少し続けており、現在、１日平均　139人で、クリスマス休暇第１週に比べて14％の減少、同休暇直前の週（1日平均182人）に比べると24％の減少となる。

●この好ましい傾向が続く場合には、1ヶ月後の2月始めのどこかの時点で1日平均75人という設定された閾値に達しうる。

●他方、全ての州が同じ傾向であるわけではなく、ブラバン・ワロン州、リエージュ州、西フランダース州では微増した。

●入院者数は2,227名で、集中治療患者は463名となった。現在の減少傾向が続けば、今月末までに入院者数は2千名以下になるだろう。（入院者数は）前週に比べて９％減少した。

【死亡者】

●死亡者数は1日平均65名で前週に比べて23％減少した。

次回記者会見は、１月８日11時から。

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