新型コロナウイルス関連情報（５月２０日現在）

○２０日（水）１５時現在，新たにオーストリア国内で３４名の新型コロナウイルス（COVID-19）感染の確定症例及び１名の死亡事例が報告されました（累計確定症例数は１６，２９５名（内死亡数：６３３名，治癒数：１４，８８２名））。

〇２９日からホテル・ペンションの再開が可能となります。

オーストリアにお住まいの皆様及び

たびレジ登録者の皆様へ

１　墺連邦保健省によれば，２０日（水）１５時現在，新たにオーストリア国内で３４名の新型コロナウイルス（COVID-19）感染の確定症例及び１名の死亡事例が報告されました。これでオーストリアにおける確定症例は１６，２９５名（内死亡数：６３３名，治癒数：１４，８８２名））となります。

国内発生状況（州：累計確定症例数（前日比））

・チロル州　　　　　　　　：３,５３２名（＋　０)(内死亡１０７名，治癒３,３９３名)

・ウィーン市（州）　　　　：２,９８８名（＋２４)(内死亡１４４名，治癒２,４０５名)

・ニーダーエーステライヒ州：２,７９９名（＋１０)(内死亡　９９名，治癒２,５５７名)

・オーバーエーステライヒ州：２,２８４名（−　４)(内死亡　６０名，治癒２,２００名)

・シュタイアーマルク州　　：１,８３１名（＋　４)(内死亡１４２名，治癒１,５７４名)

・ザルツブルク州　　　　　：１,２２０名（＋　１)(内死亡　３８名，治癒１,１８３名)

・フォアアールベルク州　　：　８９４名（＋　１)(内死亡　１９名，治癒　８６１名)

・ケルンテン州　　　　　　：　４１１名（＋　０)(内死亡　１３名，治癒　３９３名)

・ブルゲンラント州　　　　：　３３６名（−　２)(内死亡　１１名，治癒　３１６名)

（当館注：ザルツブルク州で１名の死亡数が新たに計上され，合計６３３名となりました。）

２　１８日，ケスティンガー観光相はアンショーバー保健相と共同で記者会見を開き，宿泊施設の再開に関する発表を行いました。当地ＯＲＦ（墺公共放送）の報道に基づく概要は以下のとおりです。

（１）２９日からホテル・ペンションの再開が可能。レストランと同様に原則として従業員は宿泊客と接する際にマスクを着用する必要がある。宿泊客は入口とレセプションにおいてマスク着用義務がある。原則として他人と１メートルの距離を確保する必要があるが，同じ旅行団体内の場合や仕切り板等の他の予防措置を講じる場合は例外となる。

（２）同様に２９日からホテル内の健康・プール施設の利用が可能。その際，公共のプール施設と同様の規制が適用される。観光省ＨＰには，特にプールの縁，非水泳用浴槽，プールでの会話の際に１メートルの距離を取るべき旨記載されている。また，サウナの利用に際しては手拭いで扇ぐことはやめるよう推奨している。

（３）ホテルにおいて朝食はビュッフェ形式で提供することも可能であり，衛生措置の詳細は観光省により情報提供される。ホテル・ペンションにおけるその他の食事についてはレストランと同様の規制が適用される。

（４）ホテルにおける１００人までのセミナーの開催も許可される。応急手当講習のように身体的接触が必要な場合は社会的距離の確保義務が免除される。共同寝室のある山小屋や宿泊施設も再開が可能であるが，寝台間に２メートルの距離を確保するか，寝室を分ける必要がある。

３　新型コロナウイルスは風邪と同様に，せきやくしゃみなどの飛沫で感染するとされていますので，手洗い，人混みを避ける等の基本的な感染症対策に努めてください。

　なお，オーストリア保健・食品安全機関（AGES）は，新型コロナウイルスへの感染の疑いがない人については通常の石鹸で十分であると強調し，消毒液は医療目的で消毒が必要な人・機関により使用されるべきであるとしています。

参考：コロナウイルス感染予防措置

・定期的に，約３０秒間石鹸で手洗いをする

・顔（特に口，目，鼻）を指で触らない

・握手と抱擁を避ける

・鼻をかむ際，咳をする際は使い捨てティッシュに行うか，腕で口・鼻を覆って行う。ハンカチを使う場合は使用した後で捨てる。

【参考】

■　オーストリア保健省